「バントマン」で元球児・鈴木伸之が中日ドラゴンズ選手としてバッターボックスに立つ!
フジテレビ系土ドラ枠で、10月12日より鈴木伸之主演の「バントマン」(毎週土曜午後23:40、制作=東海テレビ)が放送されることが決定した。本作は、中日ドラゴンズと土ドラが初タッグを組み、プロ野球選手の第2の人生を描くスポーツエンターテインメント。野球哲学を交えて描く、コミカル&ハートウォーミングなオリジナルストーリーが展開していく。 ドラマタイトルの“バントマン”は野球の送りバントをする選手を表している。自らが犠牲になって得点圏へランナーを進める野球の作戦の一つで、それを担うバントマンは、チームの勝利のために自身はひっそりとアウトになる、一見すると地味な役回りだ。けれど、野球には各ポジションで役割があり、それぞれが役目を果たすことで初めて勝利を得ることができる。それは学校や職場、家庭でも同じこと。夢の実現やゴール達成の裏に、たくさんの支えてくれた人たちの存在がある。このドラマでは、「誰かのスコアボードに幸せという名の得点を刻む」を信念に、犠牲を払って周囲をサポートする陰のヒーロー・バントマンにスポットを当て描いていく。人と人とのつながりが薄れつつあるこの時代だからこそ、誰かのために懸命に汗をかくその姿は多くの人の心に響くはずだ。
鈴木が演じる柳澤大翔(やなぎさわ・ひろと)は愛知県出身の33歳で、中日ドラゴンズに所属していた元プロ野球選手。高校3年生の時、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場し、その年のドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受け入団。地元の期待を一心に背負った。プロ入り初ヒットが初ホームランと華々しいデビューを飾り“期待の長距離砲”と注目を集めたが、相次ぐけがとスランプで一軍と二軍を行ったり来たり…。そして、入団から14年が立った2024年。妻が突然の病で帰らぬ人となり、9歳の息子と2人で再起を図ろうと決意を固めるが、シーズンオフに球団から戦力外通告を受けてしまう。満員のスタンドでまたホームランを打つという希望を失っていない大翔はトライアウトを受けることを決め、見事結果を残すが、何日経ってもオファーはなかった。焦りを覚える大翔のもとに「ぜひ、柳澤選手と契約を交わしたいと思っています」というオファーが来るが…それは、プロの球団ではなく一般企業だった。しかも送りバントのように誰かのためにチャンスを提供する「バントマンになれ」という指示を受ける。子どものころからヒーローとして花道を歩んできた生粋のホームランバッターが、これまでの生き方とは真逆の地味な“バントマンの道”を歩むことができるのか…? 中学生まで地元のクラブチームで4番バッターとして活躍した経緯を持ち、中日ドラゴンズの立浪和義監督に「鈴木伸之さんは野球経験者ですね! スイングが奇麗でフォームを見れば一目でわかります!」と言わしめた鈴木。背番号23をつけたドラゴンズのユニフォームに身を包み打席に立つ姿は、プロの選手と見間違うほどで、ドラゴンズの本拠地・バンテリンドームナゴヤでも行われた撮影で打席に立ち、何度もドームに快音を響かせた。そんな主演の鈴木と、今回初めて連続ドラマとコラボする中日ドラゴンズを率いる立浪監督にそれぞれ本作について伺った。