乃木坂に迫る櫻坂、日向坂は再び紅白逃す…圧倒的なK-POP勢 Spotifyから分析
公式ライバルのAKB48は、11年連続出場の記録を持っており、来年出場すればこの記録に並ぶ。
■櫻坂が乃木坂を上回った時期も
2年連続出場を決めた櫻坂46は、Spotifyの再生回数ランキングで50位以内に複数回登場するなど躍進し、乃木坂46を5度上回る活躍を見せた。シングル「何歳の頃に戻りたいのか?」が発売された2月21日に72位に入ると、山下瞳月(しづき)さんが新センターを務めた「自業自得」がリリースされた6月26日には最高46位まで順位を上げ、乃木坂46を初めて抜いた。
10月23日の「I want tomorrow to come」の発売後にも、乃木坂46を再び上回り、紅白出場の切符を掴んだ。10月18日には、キャプテンの松田里奈さんとセンター経験のある森田ひかるさんが歌唱参加したアニメ「ポケットモンスター」のエンディング曲「ピッカーン!」が配信される追い風も吹いた。
今年、主演映画が公開された人気メンバーの藤吉夏鈴さんは、NHKのドラマ「作りたい女と食べたい女」に出演した。
今年、櫻坂46は27日間、乃木坂46よりも上位にランクインした。昨年まではなかった現象で櫻坂46の勢いを象徴している。「サイレントマジョリティー」などの大ヒット曲を持つ前身の「欅坂46」(2016年デビュー)から櫻坂46に改名して4年目。楽曲別のランキングでは、先輩グループの乃木坂46を上回っており、配信の勢力図が変わりつつある。
■日向坂は野外フェス成功も及ばず
一方、日向坂46は紅白返り咲きはならず、同じく「欅坂46」をルーツとする櫻坂46との間で今年も明暗が分かれた。最も順位が高かったのは、4期生の正源司陽子さんが初センターを務めた5月8日発売のシングル「君はハニーデュー」が先行配信されていた4月7日の150位。9月の閑散期の宮崎で約4万人を動員した念願の野外ライブ「ひなたフェス2024」は、シングル「絶対的第六感」の先行配信期間とも重なったが、この前後でランクインはなかった。