カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング1~10位。最もバブリーだったクラブとは?
6位:パリ・サンジェルマン(リーグ・アン/フランス)
総支出額:1億6992万ユーロ(約271億8720万円) 移籍金最高額:ジョアン・ネヴィス(5992万ユーロ/約95億8720万円) リーグアンで絶対王政を敷くパリ・サンジェルマン(PSG)が6位にランクインした。 当然、今回のランキングでトップ10入りを果たしているということは、PSGが今夏の移籍市場において多額の資金を投入したことを意味している。しかし、昨季の同クラブよりかは随分と控えめだ。 昨夏の移籍ウィンドーでは、3億4950万ユーロ(約559億2000万円)を投じてFWランダル・コロ・ムアニやMFマヌエル・ウガルテ、FWウスマンヌ・デンベレらを獲得。しかし今夏は、昨季の補強で前線に充実した戦力が揃ったこともあって、総支出額は1億6992万ユーロ(約271億8720万円)にとどまっている。 それでも、手中に収めた選手たちは豪華な顔ぶれだ。 特に大きなインパクトを与えたのは、19歳の逸材MFジョアン・ネヴィスの獲得。ポルトガル代表の未来を託されているネヴィスには、名だたるビッグクラブが獲得に興味を示していたが、PSGが移籍金5992万ユーロ(約95億8720万円)で獲得にこぎつけた。ナセル・アル=ケライフィ会長はクラブの公式サイトを通じて「ジョアンはポルトガルと世界で屈指の才能をもつ選手」と太鼓判を押しており、このディールに対してPSGがどれだけ熱量を持っていたのかが感じられる。 その他にも、クラブはパリ・オリンピックにU-23フランス代表として出場した万能FWデジレ・ドゥレや、貴重な左利きのセンターバックの注目株であるDFウィリアン・パチョを獲得している。 大エースだったキリアン・エムバぺの退団で戦力ダウンが懸念されていたPSGだが、いざ蓋を開けてみれば、ほとんど戦力ダウンしていないように見える。今夏獲得した才能豊かな若手選手の中から、エムバぺのようにクラブの象徴的な存在になる選手が現れるかもしれない。