アイスクリームやシャーベットをよく食べているのは……沖縄も東京でもなく意外なあの都市だった!最も少なかったのはなんと、那覇市!
食いしん坊な人も、それほどでもないという人も、生きている限りお付き合いし続けなくてはいけないのが「食べ物」。栄養士でフードコーディネーターの「なりっち食堂」著者・藤岡操さんが、そんな食べ物トリビアを紹介します。 * * * * * * * ◆アイスを最も食べている都市 暑い日に冷たいアイスを食べると、汗がひいて涼しくなりますよね。近年では、コンビニでもちょっとリッチなスイーツ感覚で食べるものや、メーカーの新作アイスも話題になり、人気のあまり品切れになることもあるほどです。 そんなアイスを最も食べている都市は、いったいどこだと思いますか? 東京? 京都? それとも沖縄? 実はどれも不正解。アイスクリームやシャーベットを最も食べている都市は…… なんと、さいたま市!
◆購入金額ランキング 総務省統計局が行なっている「家計調査(二人以上世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令司令都市(※)ランキング(2021~2023年)平均」による、「アイスクリーム・シャーベット」の1世帯当たりの年間支出金額が多かった都市のトップ10は次のとおりです。 (※都道府県庁所在地以外の政令指定都市は川崎市、相模原市、浜松市、堺市及び北九州市) 「アイスクリーム・シャーベット」 購入金額ランキングトップ10 1位:さいたま市 1万3412円 2位:金沢市 1万3209円 3位:福島市 1万2910円 4位:盛岡市 1万2174円 5位:山形市 1万2143円 6位:長野市 1万2064円 7位:宇都宮市 1万1901円 8位:岡山市 1万1510円 9位:福岡市 1万1422円 10位:東京都区部 1万1386円 全国平均は1万858円。最も少なかったのは、なんと那覇市で9354円でした。
◆暑いから売れるというわけではない どうやらアイスクリームやシャーベットは、暑いから売れるというわけではないようです。 ちなみに、さいたま市はチョコレート、プリンの消費金額も第1位、ケーキは2位。金沢市はケーキ、チョコレート菓子、生和菓子の消費金額が第1位。菓子類全般の消費金額では、金沢市が1位、さいたま市が2位でした。 この統計を見る限り、さいたま市と金沢市は、甘いもの好きが多い2大都市のようです。東京にはたくさんのスイーツ店が集結していますが、それを上回るとは! たしかに、さいたま市も金沢市も、注目のパティシエの店がたくさんあるようです。 アイスやシャーベットに限らず、スイーツ好きが多い街に美味しいスイーツ店あり!なのかもしれませんね。
藤岡操