鍋メニューも登場 裾野広がる「アーモンドミルク」
「第三のミルク」の代表格として認知度が高まっているアーモンドミルクですが、この冬、飲食店でもメニューに続々と採用され、人気が高まっています。大手コーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」が昨年9月から、アーモンドミルクとエスプレッソを合わせたラテを投入したほか、アーモンドミルクを使ったお鍋も登場するなど、メニューの裾野は広がりをみせています。
●健康志向
アーモンドミルクは抗酸化効果が高いビタミンEが豊富で、牛乳などと比べ低カロリー、植物性由来でヘルシーと注目されています。牛乳アレルギーなどの人も飲みやすいことから、「第三のミルク」として、健康志向の女性を中心に人気が上昇しています。 スターバックスコーヒージャパンでは、牛乳、豆乳(ソイ)に続くラテフレーバーとしてアーモンドミルクを使った「ナッティ アーモンド ミルク ラテ」(Shortで400円)を昨年10月からメニューに追加しました。同社では「海外の店舗ではすでに採用されていたが、日本国内でも心待ちにするお客さんが多かった。健康面を重視する30代の女性などに人気」と話しており、ソイラテと同じ感覚で、自分好みのアレンジを楽しむ人が多いといいます。スタバでは2018年3月末までアーモンドミルクラテの販売を予定しています。 東京・渋谷区の「GOOD MORNING CAFE(※)千駄ヶ谷店」は、今年からアーモンドミルクを提供しており、昨年11月からは黒ごまやほうれん草など4種類のフレーバーが楽しめるホットアーモンドミルクのベジラテも期間限定でスタート。アーモンドミルク初心者にも飲みやすくなっています。「代々木体育館に近い土地柄、ランナーが多く、男性の注文も多い」。好調なことから、2月まで販売を延長する予定です。ベジラテは700円。 ※…Eの上にアクサンテギュ
●変わり種
カフェだけではなく、変わり種もあります。100種類以上の鍋料理を出す東京・渋谷区の「ゆるり屋渋谷道玄坂店」では、アーモンドミルクをベースにしたアーモンドミルク鍋5種類を昨年9月末からメニューに追加しました。「豚肉などとの相性が良いようだ。メニューの中でも上位人気になっている」と話しています。