モデル鈴木えみ「性教育は、早ければ早いほどいいと思っている」子ども達の未来のために活動
■鈴木えみさんがおすすめする、性教育を学ぶための3冊 (写真左)「親子で考えるから楽しい! 世界で学ばれている性教育」 (講談社刊/文・構成:上村 彰子 監修:田代 美江子) 「人権」「安全」「健康」「ジェンダー」「LGBTQ+」……生きる上で知っておきたい大事なことをまとめ、科学的に学ぶ、ユネスコの包括的性教育を5~18歳の学習年齢にあわせた一冊。国際基準の性教育で、学校では教えてもらえない子どもの安全、人間関係、「断る力」「断られる勇気」などを学ぶことが可能。「国際基準の性教育についてわかりやすく書かれています。図解もあって大人も子どももイメージしやすい内容です」(鈴木さん)。 (写真中央)「みんなのいろいろ」 (ナイキ刊/文:清水文太 文・絵:Macciu 絵 監修:下山田志帆) スポーツにおいて、LGBTQIA+コミュニティに属するアスリートが直面する不条理や、抱えている困難にスポットを当てた絵本。スポーツブランド・ナイキが手がけたもの。アーティストの清水文太さんが文章、グラフィックデザイナーのMacciuさんがイラストを担当し、サッカー選手の下山田志帆さんがエグゼクティブアドバイザーとして携わる。「色をキーワードとした絵本。自由とは何か、を考えさせられる1冊。塗り絵ページもあるので親子で楽しめます」(鈴木さん)。 (写真右)「Relationship Book~ふたりでつくる本」 (命育刊/監修中谷 奈央子) 性教育の前段階の土台となる「関係性」をテーマにしたブックレット。10代の子どもがクイズを通じて、お互いのことを知ることができるもの。友人、恋人、家族などと作り上げる関係性について改めて考えることができる。関係性にまつわるチェックリストや、クロスワードなど楽しく学べるギミックが盛りだくさん。「一緒に記入していく形式で、お互いへの理解を深めるのに役立ちます」(鈴木さん)。 ▶鈴木えみ「昭和生まれの“普通”は本当に必要か考えたい」 もチェック! モデル・ 鈴木えみ 1985年9月13日生まれ、京都府出身。14歳で『Seventeen』の専属モデルとしてデビュー。『MAQUIA』をはじめ多くのファッション誌で人気モデルとして活躍を続ける。自身のブランド「Lautashi」ではファッションデザイナーとしても活動。一児の母でもある。2024年には性教育の普及を目指したサポート団体「Family Heart Talks」を発足。子どもたちにとってのよりよい未来を目指して、イベントなどを行っている。 カーディガン¥657800・パンツ¥184800・サンダル¥151800/ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン) (yoi) 撮影/Jun Yasui(eightpeace manegement) ヘア&メイク/kyoko スタイリスト/鈴木美智恵 構成・取材・文/前野さちこ