50代ひとり暮らしの「クローゼット」。ワンピースで“制服化”して管理もラクに
引っ越しを機に大量のものを手放して「持たないひとり暮らし」を実践。日々を楽しむヒントを情報発信しているインスタグラマーのようさん(現在50代)。ここでは、ものであふれがちなクローゼットをすっきり保つ秘訣や、服の数を減らしつつも、おしゃれを楽しむためのアイデアを教わりました。 【写真】50代ひとり暮らしのすっきりクローゼット
服は「クローゼットに入る数」に収める
子どもの独立を機にひとり暮らしを始めたとき、軽トラ2台分のものを手放したというようさん。手持ちの服も思いきって減らし、今では寝室に備えつけのクローゼットに収まる数をキープしながら、コーディネートの効率化を図っているそう。 「押し入れをリフォームしたクローゼットは奥行きがあって前後2列で服をかけられるので、手前にオンシーズン、奥にオフシーズンのものを入れています。左の棚にはバンカーズボックスを並べ、美容グッズやカメラ用品、趣味の手芸用品などこまごまとしたものを整理。段ボール素材なので不要になったときも捨てやすいし、シンプルなデザインなので扉を開けたときにもすっきり見えます」 たたむ手間を減らすため、服はなるべくハンガーにかけて収納するのもポイント。 「洗濯して乾いたら、ハンガーのままクローゼットへ移動するだけなのでラクちん。見た目がシンプルで肩がずり落ちないMAWAハンガーを愛用しています」
“制服化”で服の数を減らすことで、朝の支度もスムーズに
服の数を減らすためのアイデアのひとつが、コーディネートの“制服化”。あらかじめコーディネートのパターンをいくつか決めておくことで、ムダに服を増やさなくなり、毎朝の支度もスムーズになるのがメリットです。 「50代になる少し前、勤めていたエステサロンをやめて独立しました。以前はユニフォームのまま勤務先に通っていましたが、独立後は私服で通勤することに。でも、長く制服で通勤していたせいで、すっかりファッションにうとくなっていて。なにを着たらいいのか分からなくなっていたとき、“私服の制服化”という言葉を知って、取り入れてみることにしたんです」 どんなパターンで制服化しようか考えた末、コーディネートを考える必要がなく、さらにきちんと感も演出できるワンピースをメインにすることに。 「かつては、行き先や会う人、気分にあわせて変えられるよう、いくつも服やバッグを持たなくてはいけないと思い込んでいました。でも、実際に少ない服で過ごしてみると、クローゼットの管理もラクだし、朝の支度のときも迷わなくてすみます。家具や日用品と同じように、服も最小限のお気に入りだけに囲まれた“持たない暮らし”が心地よいと思うようになりました」 今は黒やベージュ、カーキといったシックな色味で、なおかつシンプルなデザインのワンピースがワードローブの中心となっているようさんですが、ライフスタイルや年齢の変化に応じて、柔軟に変えていきたいと考えているそう。 「いつかは、華やかな色が似合うおばあちゃんになりたいという気持ちもあって(笑)。数は今と同じように絞りつつも、そのときの好みに応じて、自分らしくファッションを楽しんでいきたいです」
ESSEonline編集部