「何が描いてあるのかわからない」絵の方がインテリア映えする⁉アートを飾るためのテクニック4事例
アートをインテリアに取り入れるポイント
アートをインテリアに取り入れてみたい。でも難しそう、どうしてよいかわからない…。アートをなんとなく敬遠している人は多いのではないでしょうか。この記事では今までアートをインテリアに取り入れたことのない人でも参考になる事例を多数ピックアップ。 アートの選び方、インテリアとのバランスのとり方、掛け方のバリエーション、ベッドルームのアートや失敗例まで、多くの事例を比較することでアートを取り入れるハードルがグッと低くなるはずです。 【写真集】アートをインテリアに取り入れるテクニックを知るための事例
事例01:「具象画」よりも「抽象画」を
「具象画」は対象物を脚色がないように具体的に表現する絵のことです。人物や風景などを写真のように描きます。それに対して「抽象画」は具体的なモチーフがない絵のこと。少し専門的ですが、具体的なモチーフを作家それぞれの方法で具体性をなくしていくパターンと、初めから具体的なものがベースにないパターンに大別できるそうです。その差はわかりにくく、乱暴ないい方をすれば「何が描いてあるのかよくわからない絵」ということになります。 具体性がないということは、多様なインテリアにコーディネートしやすいということもいえるはずです。この作品が何であるかは各人の解釈、そしてその解釈も変わっていくことでしょう。この写真はピエール・ジャンヌレの黒いチェアに合わせていて、全体の印象はナチュラルモダンといえますが、フレームを変えればこれ以外のインテリアにも合わせることができそう。掛ける場所もリビングでけではなく、玄関やベッドルームなどに移動してもしっくりなじみそうです。 アートの選択に迷ったら最初は「抽象画」にすることを強くおすすめします。
事例02:アートに描かれている「モチーフ」を繰り返す
ソファとアートのグリーンを合わせること。これは一見してわかるインテリアとアートのコーディネートテクニック。ここで注目したいのは、アート左上の「円形のモチーフ」とソファ上のクッション、オットマン、スツールの円形です。色だけでなくモチーフを合わせるとインテリアとアートがよりまとまって見えます。さらにアートの「ストライプ」のモチーフとパーソナルチェアのシートの「ストライプ」。さり気ない合わせからも、インテリアとアートの統一感を意識していることが見てとれます。