ダイエットを成功させたいなら「間食」に気を遣うべき!? 正しい間食の取り方を解説
正しい間食のススメ
かといって私たちは、1日3食に戻すことを勧めているわけではない。正しくとれば間食も、満腹感を1日中持続させつつ下がりがちな活力を安定させて、ファイブ・ア・デイ(1日5皿分以上の野菜・フルーツ摂取)をクリアするためのツールになる。ここで大事なのは“なに”を食べるか。 「間食の目的は次の食事までエネルギーを持たせることです」と説明するのは、栄養士のリリー・サッター氏。「食物繊維が豊富な間食をとると、エネルギーがゆっくりと時間をかけて血中に放出されます。食物繊維には満腹感を持続させる作用もあります」 フムスのようなタンパク質も、血糖値を安定させて空腹感を抑えるうえで役に立つ。その一方で甘いがもの食べたくなるのは脳のいたずら。 「甘いものが無性に欲しくなることは誰にでもありますが、だからといって白砂糖を袋ごと食べたいと思うわけではありません。私たちが食べたくて仕方ないのは糖質と脂質が一緒になった間食です」とサッター氏。例として、リンゴ(糖質)xナッツバター(脂質)やバナナ(糖質)xギリシャヨーグルト(脂質)はヘルシーな組み合わせ。 ナッツや乳製品は高カロリーなので分量コントロールも大事。実際、100gのナッツには600kcalものカロリーが含まれている。 「間食の適切な量に関する明確なガイドラインはありませんが、大体200~250kcalに抑えておくのが無難です」とサッター氏。「ナッツなら10~20粒。フムス大さじ1杯に生野菜か全粒クラッカーを添えるのもいいですね」 また、スナクシデントの防止にはマインドフルネスが役に立つ。「空腹と満腹の合図に気を配る(なにも考えずにおやつの引き出しを開けない)ようにすれば、体が本当に間食を必要としているのか、自分が感情に流されているだけなのかの判断がつきやすくなります」とサッター氏。つまり、あなたの“いまの状態”をチェックするということ。