「甲斐の数字とほとんど一緒だった」ソフトバンク小久保監督、今季最大のテーマは「ポスト甲斐」 昨季のリスクマネジメントが生きるか
パ・リーグ2連覇を狙うソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が、今季最大のテーマに「ポスト甲斐」を挙げた。 ■「あの小さかった真凜ちゃんが…」秋山幸二さん長女が花嫁姿【写真】 2017年から8年連続で100試合以上に出場していた正捕手の甲斐拓也が国内FA権を行使して、巨人に移籍。小久保監督は「チームづくり(の一番手)は引き続き先発投手です。先発投手と守りを中心とした野球という点では、甲斐の後のキャッチャーはいの一番です」と説明した。 そのために就任1年目の24年からリスクマネジメントは行ってきた。小久保監督は「僕の仕事は強いチームを長くつくること。世界一を目指す球団でありなさというミッションの中での監督なので、甲斐がいなくなった途端、(チームが)弱くなったでは僕の仕事はできていない。当然、リスクマネジメントとして次のキャッチャーを経験させないといけないという中で海野(隆司)には30試合以上(スタメンで38試合)やらせた。ブロッキングとスローは甲斐の数字とほとんど一緒だったので、そこは成長したと思う。打つ方も後半は良くなった。あとは当然、嶺井(博希)も谷川原(健太)も。(谷川原は)後半に呼んだときは明らかに良くなっていた。野球人生を考えれば(昨年は)いい1年だったと言えると思う。足が速いし、ブロッキングとスローさえしっかりやってくれれば十分(1軍で)使える」と話した。 昨季は海野隆司にスタメン機会を与え、谷川原健太は捕手一本に絞り2軍で実戦経験を積んできた。それも甲斐の流出に備えた動きだった。小久保監督は「(甲斐が)いなくなった時にそう(弱くなったと)思わないように仕込みはしますけど、実際にいなくなった時にどう感じるかはその時になってみないと分からない」と話した。 【#OTTOソフトバンク情報】