「ヒドイ」「ツライ」「もう終わりだ」に加えて「悶絶」…バズる記事が必ず押さえている共感を呼ぶテーマ5選
バズる記事を量産しているライターは何を大切にしているか。『超タイトル大全 文章のポイントを短く、わかりやすく伝える「要約力」が身につく』(プレジデント社)を上梓した東香名子さんは「書き始める前にまず、やるべきことがある。それは、共感されやすいテーマを選ぶこと」という――。 【写真】ここ数年、もっとも話題に上っているのはこの人 ■共感を得やすいテーマ5選 バズるためには、テーマ選びも大切です。 バズりやすい定番のテーマとしては、格安・お得情報、懐かし情報、まとめ情報、ランキング記事などが挙げられます(詳しくは前著『超ライティング大全』第1章を参照)。 さらにバズりやすいのは、「共感」を呼ぶ内容です。自分が密かに思っていたことをタイトルで見つけて「よくぞ言ってくれた!」と、思わずクリックした経験はありませんか? タイトルは「共感力」がものを言います。読者の気持ちや立場に共感したり、寄り添ったりするようなタイトルをつけると、クリック率がグンと高まります。 共感を得やすいテーマの例を5つ紹介しましょう。 1 感情を代弁する話題 喜び、悲しみ、怒り、驚きなど、感情にまつわる話題は共感を呼びやすいです。タイトルで読者の気持ちを代弁すると、「わかる!」とうなずきながらクリックをしてくれます。 ---------- タイトル例 「これはヒドイ」「もう無理!」度重なる値上げラッシュにSNSで怒りの声 ---------- 2 リアルな人間関係 人間関係や恋愛、友情、家族関係における感情に関しても、多くの人が共感します。近年、上司・部下や先輩・後輩の関係を扱う記事の人気が高まっています。 ---------- タイトル例 中間管理職はツラいよ……暴走する上司・部下をうまく操る3つの心理術 ---------- 3 困難な状況からの逆転劇 困難な状況や逆境に立たされた人のストーリーや挑戦は、感動を呼び、読み手が共感しやすいです。人が頑張っている姿や努力する姿を描いた記事には、読者の心を動かす力があります。 ---------- タイトル例 「もう終わりだ」倒産寸前から大復活! とある社長の一発逆転ストーリー ---------- 4 身近にある社会問題 社会的な問題や不平等に対する取り組み、人権、環境保護などのテーマに対しても、人は共感を示します。とりわけ正義感を刺激するようなタイトルは、アクセスを集めやすいです。 ---------- タイトル例 絶対に許さない! 「電車内での迷惑行為ランキング」ワースト5 ---------- 5 動物や自然美による癒し 動物の愛らしさや自然の美しさは、「癒される」と人気を呼ぶテーマの一つです。とくに、ペットに関する記事は一定の人気があります。必ず写真や動画を載せましょう。 ---------- タイトル例 かわいすぎて悶絶! ご主人様を出迎える「おかえりワンコ」にほっこり ----------