「ヒドイ」「ツライ」「もう終わりだ」に加えて「悶絶」…バズる記事が必ず押さえている共感を呼ぶテーマ5選
■実体験から書けるバズりテーマ2選 バズりやすいテーマは、ほかにもあります。あなたの経験から書けそうな記事はありませんか。アイデアを一挙に紹介します。 6 旬な人物×自分の好きなテーマとの掛け合わせ 最近よく聞く「話題の人物」は、バズりやすいテーマの一つです。さまざまな分野で注目を集め、社会や文化に大きな影響を与える人について書いてみましょう。 ここ数年、もっとも話題に上っている人物といえば、メジャーリーガーの大谷翔平選手でしょう。2023年3月に開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)や、同年11月の2回目のMVP選出、12月のドジャースとの移籍契約まで、さまざまな話題を提供してくれました。2024年も前人未到の本塁打54本、盗塁59個の「54-59」を達成するなど(10月3日現在)、いろんな話題を振り撒いてくれるスーパースターです。 このヒットキーワードである「大谷翔平」に絡めた記事をどうにか作れないか、あなたも考えてみましょう。「自分は野球に詳しくないから記事が書けない」とあきらめるのはまだ早いです。あなたの執筆ジャンルと「大谷翔平」を、自由な発想で掛け合わせてみましょう。 次に一例を挙げます。 ---------- ビジネス系記事のタイトル例 大谷翔平に学ぶ「100億円を稼ぐ男の生活習慣」を29歳フリーターが実践してみた 恋愛系記事のタイトル例 丸の内OL103人に聞く! なぜ「大谷翔平」はモテるのか? 子育て系記事のタイトル例 わが子を「第2の大谷翔平」にする! 管理栄養士が必勝朝食メニューを伝授 ---------- このように話題のキーワードとあなたの執筆テーマを掛け合わせて、アイデアを最大限に膨らませていきましょう。 7 「ゾッ」とするような出来事に触れる 人々が恐怖を覚える対象や嫌悪感を覚える話題は、なぜかPVが集まりやすく、よく読まれる傾向にあります。 不可解な事件や奇妙な出来事は、人々の好奇心を刺激するため、話題に上りやすいのです。 たとえば、2020年は「新型コロナ」という単語が爆発的に流行りました。恐怖や驚きを共有することで、ネットユーザーたちにある種の結束力も生まれたものです。 2023年には「クマ」の記事が流行しました。住宅地にクマが出没するケースが相次ぎ、読者の恐怖心と好奇心が絡み合い、数多くのPVを獲得しています。 次の2つは、当時話題となったタイトルの一例です。 ---------- タイトル例 「世界一悲惨」なヒグマと3時間に及ぶ「戦慄の闘い」で片目を奪われた男の壮絶な結末――[現代ビジネス] 「振り上げた前足の爪で脳天を引っかかれた…」列島を襲う“ニュータイプ熊”アーバンベアの恐怖《絶滅したはずの伊豆、ついに都内にも出現》――[文春オンライン] ---------- 上記のような本格的な内容でなくても、あなたが生活していて「ゾッ」とした経験を書いてみましょう。読者の怖いもの見たさで、思いもよらないバズりが生まれるはずです。