一番人気の「GT2」より好結果が出た意外なモデルとは? タイトリスト「GTシリーズ」3モデルを試打検証
「GT4」はフェースターンがしやすいモデル
そして最後は「GT4」。3モデルの中で最もロースピンタイプのヘッドで、プロでも使っている人は少ないです。
【ル】ヘッドが小さくて1番構えやすい形状です。 【ツ】ヘッド体積が430ccなので、中・上級者が好きな顔だと思います。 【ル】すごく振りやすい感じがします。小型ヘッドの方がスピード感がありますし、ヘッドを返しやすいです。 【ツ】データを見ても「GT2」と同じくらい飛んでいますし、ルイゴルフさんの持ち球であるドローボールが出ていました。ヘッドサイズが小さいと重心距離は短いのでフェースターンしやすいと思います。スピン量が2000回転を超えていたので、決して打球が上がらないわけではなかったですね。ルイゴルフさんなら、「GT4」もアリだと思います。 今回の試打結果を受けて、鶴原さんは以下のように話します。 「『GT4』は設計上、一番ハードなヘッドということになっていますが、打ちやすいという人も多くいます。おそらく、ルイゴルフさんは形状(顔)も小型ヘッドが好きで、スイングタイプ的にも重心距離が短いドライバーが合っているのだと思います。持ち球がドローの人は、右に出して戻してくるというイメージがつきやすいのでしょう」
鶴原弘高 (つるはら・ひろたか)
大阪府出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフクラブ関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』 Instagram:@tsuruhara_hirotaka
ルイゴルフ(大塚塁/おおつか・るい)
愛知県出身。レッスン動画で若年層ゴルファーの支持を得る動画クリエイター。168のスコアからたった50日で100切りを達成したノウハウを伝えるインスタグラムのフォロワーは約6.5万人。現在は20代ゴルフコンペの企画運営などを行っている。 【取材協力】リバースゴルフスタジオ 東京都板橋区志村3丁目6-7 B1F
野中真一