2試合連続フルセットの死闘を乗り越えたジョコビッチが準々決勝を棄権、シナーの新世界ナンバーワンが決定 [フレンチ・オープン/テニス]
2試合連続フルセットの死闘を乗り越えたジョコビッチが準々決勝を棄権、シナーの新世界ナンバーワンが決定 [フレンチ・オープン/テニス]
シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)が公式SNSを更新し、男子シングルス第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が右膝のケガを理由に準々決勝を棄権したと発表した。 ~フレンチ・オープンがジョコビッチ選手の棄権を発表した公式SNSの投稿はこちら~ これにより第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が不戦勝でベスト4に進出することが決まり、昨年の決勝カードは実現しなかった。 同大会に20年連続出場となった37歳のジョコビッチは、これまでに3度(2016年、21年、23年)タイトルを獲得。第3シードで臨んだ昨年は、決勝でルードを7-6(1) 6-3 7-5で下して3度目の栄冠に輝いた。 今大会でのジョコビッチは最初の2試合をストレートで勝ち上がったあと3回戦で第30シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-5 6-7(6) 2-6 6-3 6-0で退け、前日に行われた4回戦でも追い込まれた末に第23シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-1 5-7 3-6 7-5 6-3で倒して8強入りを決めたが、第2セット序盤で膝を痛めてメディカルタイムアウトを取って治療を受けていた。 ジョコビッチが大会後も席ランク1位の座を維持するためには少なくとも決勝に進む必要があったが、この時点でヤニク・シナー(イタリア)がATPランキング史上初のイタリア人ナンバーワンになることが決定した。
テニスマガジン編集部
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