[関東]「やっとという感じ」元U-20日本代表候補、駒澤大DF飯田晃明が大学L初ゴール
[10.6 関東大学L1部第16節 駒澤大1-2流通経済大 駒澤大学玉川キャンパス] 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 一矢報いるゴールは後半アディショナルタイムに生まれた。駒澤大はロングボールのこぼれ球を左サイドでMF積歩門(2年=神村学園高)がキープ。横パスを受けたMF仁科星哉(3年=神戸U-18)がエリア手間の中央に落とすと、DF飯田晃明(4年=丸岡高)がダイレクトで振り抜く。グラウンダーのシュートがゴール左隅を捉えた。 「監督に中盤に上がれと言われて(上がっていた)。ボールを奪って前に出てということを練習からも言われてたし、相手も疲れて下がっていたので、ダイレクトで打とうという意識で振った。いい形で入ったと思います」 悲願の大学リーグ初ゴールでもあった。飯田は日本高校選抜に選ばれた実績を持って大学に進学。ルーキーイヤーの開幕戦から出場機会を掴むと、直後にはU-20日本代表候補メンバーにも選出された。その後は怪我で順風満帆とはいかなかったが、4年生の今季はここまで出た15試合すべてでフル出場を果たしている。 初ゴールについては「やっとという感じですね」と安どする飯田。ただCBとして後半立て続けに許した2失点を反省すると、「もっと強気で行かないと。後輩に1部でやらすためにも、自分たちはもっと4年生は自覚持ってやらないといけない」と気を引き締める。 残留ラインぎりぎりの10位にいる駒大だが、混戦の中でインカレ出場ラインとも差のない位置にいる。「プロから見られているというのはちょいちょい聞くんですけど、練習にも呼ばれていないというのはまだ足りないということ。プロになって親や今までお世話になった人に恩返しがしたいので、もっとやらないと思っています」。残り2か月を全力で駆け抜けることで、自身の未来も切りひらく。