「73打」を「43分4秒」で! 太田仁がスピードゴルフ世界選手権で“日本初王者”に “ほぼパープレー”で回った驚きの本数とは?
「ハーフスイングが上達して(普通の)ゴルフもうまくなる」
11月14日から2日間の日程で、セブンハンドレッドクラブ(栃木県さくら市)を舞台に開催された「スピードゴルフ世界選手権」。 【動画】2打目地点までアッという間! これがスピードゴルフトップ選手の速さです
世界13カ国から総勢80選手が参加した同大会の一般カテゴリーで初優勝を飾ったのは、日本人の太田仁。スピードゴルフ(SGS)は、ラウンドスコアとタイムの合計を争う競技ですが、太田は初日に「74」ストローク、46.18秒のSGS(スピードゴルフスコア)120.18をマークし2位発進。
最終日(2日目)は「73」ストローク、43分4秒のSGS 116.04をマークして初日首位に立っていたロビン・スミス(ニュージーランド)を逆転、日本人として初の世界選手権制覇を成し遂げました。 スピードゴルフは、競技規則で使用できるクラブ本数が7本までと制限されていますが、太田が使用したのは、スプーン、6番アイアン、9番アイアン、ウェッジ(52度)、パターの5本のみ。 太田はスピードゴルフの魅力について「クラブ本数や時間が制限されているので、深く考えすぎずシンプルにプレーできるのが特徴です。またスイング幅で距離を調整することが求められるので、いわゆるハーフスイングが上達して(普通の)ゴルフもうまくなると思います。昨今はいろんなクラブが登場したり情報が溢れすぎたりして、逆にゴルフを難しくしすぎている印象もあるので」と笑顔で語りました。
また女子カテゴリでは、リズ・マッキノン(ニュージーランド)が初日から首位を守りきり優勝、4.46ポイント差の2位に芳賀恵夏、3位にエミリー・モラード(フランス)が続きました。
ペアのフォサム形式による「ISGAチームワールドカップ」の一般部門はルーク・ウィレット&ルーク・ボーンの英国チームが優勝。バーニー・スミス&クレイグ・ラッセルのニュージーランドチームが2位、新本達也と太田仁の日本チーム3位に入りました。ほかにもシニアカテゴリーでは、松井丈と伴場信吾の日本チームが優勝を飾っています。
ゴルフのニュース編集部