「僕は神様に好かれている」楽天・辰己涼介“金ピカ男”は炎上中でも「次回WBCで代表選出は確実」井端監督の信頼に豪語する「技術はあるんで、僕」
変わらぬ井端監督の高評価
「バッティングの技術もしっかりしているし、初見の投手でもきちっとボールを見極められる。プレッシャーのかかる場面でも、物おじしないでバットを強く振れていた」 連覇を逃した中でも、井端監督の辰己への評価は変わることなく高かった。 「井端さんを胴上げできなかったことがこんなに悔しいんか、というくらいに悔しかった。でも大会そのものは楽しかったですね」 こう語る辰己は、初めての侍ジャパンのユニフォームでプレーした「プレミア12」をこんな風に総括した。
WBCの先に描く未来図
「これだけトップレベルの大会に参加できたのはいい経験になりました。感謝すべき人は場面、場面でいっぱいいますけど、やっぱり井端さんには呼んでいただいたことに感謝です。あとは家族かな。シーズンもそうですけど、台湾も含めてずっと帯同してくれた。本当にいい経験になりました」 26年WBCで活躍して、そのオフにメジャー挑戦を果たすというのが、辰己の描く未来図である。 「WBCは最高峰の選手が集結すると思うので、守備だろうとバッティングだろうと、走塁だろうと、相手にプレッシャーをかけて、チームの得点に絡んだり、自分で打点を上げたり、投手を守ってあげたりできるチームの一員になりたいと思っていますし、なれると思っています。まずはしっかりと来シーズン成績を残して、また選んでもらうということですね」
「変人」の真の姿
あの表彰式のパフォーマンス、大会中の数々のぶっ飛んだ言動……外見だけ見て、言葉だけを聞いて、人々は辰己を「変わっている」、「変人」という。 だが、チームメイトの信頼は厚く、そして独特のパフォーマンスが、時には選手の緊張をほぐし、時には仲間の闘志をかき立ててきたというのはあまり知られていない。 大会開幕を2日後に控えた11月11日の名古屋の夜。チーム最年長の西武・源田壮亮内野手の“おごり”で、選手が焼肉に舌鼓を打った「源田会」。その締めの挨拶に指名されたのも、実は辰己だったのである。 「みんなよくチームのために、って言いますけど、チームのためにじゃなくて、僕がジャパンを勝たせるんだって意気込み、オレが決めてやるんだっていう意気込みでやっています。ここは能力の高い人の集まりですから、みんながそういう気持ちを持って戦ったら、絶対に優勝できますんで!」
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