ONE BY KOSÉ、根深い毛穴悩みに応える『クリアピール セラム』で新たなファン層を獲得
ー毛穴ケア、角質ケア、保湿ケアを1本で叶えるアイテムですが、3つすべてを実現させるにあたり、工夫された点をお聞かせください。 下国: 毛穴ケアの効果を一番実感していただくためには、どのような剤型が適切か検討しました。今回のキー成分によるアプローチは、使い続けていただくことで効果を発揮するというものだからです。 しかし、毛穴悩みがある方の心理としては、今すぐにでも毛穴を目立たなくさせたいというニーズがあったため、即時効果もありながら、継続使用することで毛穴をよりクリアにすることが必要であると考えました。 そこで行きついたのが、その効果を兼ね備えるふきとり美容液という剤型です。ふきとることによって、今ある毛穴汚れや角質ケアをしながら、未来の毛穴ケアまで叶えることができるようになりました。 使用感に関しては、毛穴悩みをお持ちのすべての方にご満足いただける、うるおって“ちゅるんとした肌”を目指しました。ふきとるタイプは、洗顔ではとり切れない汚れや古い角質をコットンでふきとるため、さっぱりとした使用感のものが中心。汚れがすっきり落ちた実感が高い一方で、乾燥感が気になる、肌への摩擦(コットン使用でのこすれ)が気になるという声も上がっていました。 『クリアピール セラム』は、毛穴にお悩みのすべての方におすすめしたかったので、お手入れ後の肌がちゅるんとうるおう実感や、コットンによる摩擦を感じにくいような厚みにこだわるなど工夫をしました。
ー御社の研究やこれまでの製品開発の知見を新製品という形に落とし込むにあたり、研究者目線と製品開発者目線で意見をすり合わせるのが難しいポイントはありましたか? 下国: ふきとりのアイテムだと使用感がさっぱりするものが多いなか、なぜ保湿感が必要なのかというところをすり合わせる必要がありました。 今回作りたいのは、今までの慣例にとらわれない、すべての人に対応した毛穴ケアの美容液であること、それを叶える剤型がふきとり用であることなど、作りたいもののイメージを共有していきました。