10月29日の閣議で発言する尹大統領（大統領室通信写真記者団）＝（聯合ニュース）

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は4日、来韓中の中央アジア5カ国（トルクメニスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン）の代表団と面会し、北朝鮮がウクライナに侵攻するロシアに派兵したことについて、「危険で前例のないこと」とし「国際社会が連帯して全世界の平和と安全保障を脅かすロ朝の挑戦に対応しなければならない」と述べた。 　尹大統領は「北が国際法と国連安全保障理事会決議に正面から違反するロシアとの違法な軍事協力を進め、軍事兵器の移転にとどまらず、特殊部隊派兵という危険で前例のないことを行っている」と指摘した。 　また「長い間、ロシアや北と意思疎通チャンネルを維持してきた中央アジア諸国が、ロ朝間の軍事協力を阻止するための外交的努力を傾けてほしい」と要請した。 　尹大統領は来年韓国で開かれる予定の「韓国・中央アジア首脳会議」に触れ、中央アジア諸国の関心と協力を要請した。 　中央アジア5カ国の代表らは、「国際法と国連憲章の下、すべての国の独立と領土主権が尊重されなければならず、そのためにパートナー国間の対話と協力が必要だ」と強調した。