スポーツ振興は大学の“ビタミン”。「日本版NCAA」に期待する
2019年、青森中央学院大ボウリング部は全日本大学選手権団体で女子が優勝、男子が準優勝を果たした
一昨年3月に“日本版NCAA”というふれこみの下に日本の大学スポーツ協会(UNIVAS)が発足した。NCAAはアメリカの大学における競技会のほとんどを主催し、メディアなどと連携して大学スポーツの振興に成功している。UNIVASもNCAAのようになることを目指していると思うが、そうなれば大学スポーツももっと活性化するのではないか。青森中央学院大学は学生スポーツにも力を入れており、経営法学部の入試では定員20人のスポーツ特別選抜を実施している。また、ボウリング部は毎年全国大会に出場し、何度も全国制覇に輝くという素晴らしい実績を挙げ、野球部は北東北大学野球の1部リーグで活躍している。スポーツ振興において大学は欠くべからざる役割を果たしているのは間違いない。少なくとも大学の場合、“勉強を本分とする”という時の“勉強”とは、勉学はもちろんだが、スポーツを含めいろいろな活動を意味していると私は考える。むしろ、勉学、スポーツ、その他の諸活動を含めた“学びを本分とする”大学・学生と表現するべきではないかと思う。(佐藤敬・青森中央学院大学学長、医学博士)
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