36年ぶり自民系「分裂」 様子一変、八戸市長選
この10年間で大型公共施設の建設が続いた八戸市中心部。写真ははっち
10月31日投開票の青森県八戸市長選は、5選を目指す現職小林眞(71)、新人の青森県議熊谷雄一(59)、新人の歯科医清水文雄(73)の3人が名乗りを上げた。36年ぶりの自民系勢力の分裂選挙となる市長選を取り巻く情勢や行方は-。「これまで支えてきた小林市長を決して批判するわけではない。私の中ではベターが小林、ベストが熊谷だ」。10月上旬、八戸市郊外の住宅地の集会所。市長選に出馬する県議・熊谷のミニ集会が開かれた。市議会第1会派の自民系与党「自民・市民クラブ」(15人)に所属する議員の一人は、自分の立ち位置を独自の言い回しで語った。一方、現職の小林は9月下旬、市内のある企業を訪問。同席した同会派所属の市議会議長・森園秀一は「東日本大震災で小林はリーダーシップを発揮した。コロナ禍でも八戸市をいい方向に持っていけると確信している」と従業員に支持を…(敬称略)
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