「今年こそひと足先に宿題を終わらせたい」なら!自分からやりたくなる「読書感想文」&「自宅学習」のルールとは
■(3) いいと思ったところ・悪いと思ったところを書く ここからが、リアルな“感想”の始まりです。以下のア~ウ、それぞれについて書いていきましょう。 ア すばらしいと感じた“場面”について書く ・どういうところに感動したのか。なぜすばらしいと思ったのか。 イ すばらしいと感じた“登場人物の行い”について書く ・なぜすばらしいと思ったのか ・自分は同じことをできるだろうか。できないとしたらなぜだろうか ウ 登場人物の行いで、もっともいけないと感じたことについて書く ・なぜその人はそういうことをしてしまったのか ・自分ならどうだろう ・本当はどうすべきなのか
■(4) これから何に気をつけてどう生きていくのがいいか、を書く 登場人物のような“すばらしい行い”をできるようになるにはどうすればいいのか、自分に当てはめて振り返る、感想文のシメの部分です。
・「いけないこと」をしないためにはふだんから何を心がけるとよいか ・どのような人間になりたいのか をまとめましょう。 以上の(1)~(4)までを書けば完ペキですが、原稿用紙の枚数や字数の制限があるでしょう。一番短くまとめる場合は ・(1) → (2) → (3)(のア) → (4) もう少し長くできるのであれば ・(1) → (2) → (3)(のアとウ) → (4) の順に書きましょう。これでバランスのよい感想文ができあがるはずです!
■ダラけがちな夏休み中の勉強は「時間」より「集中力」重視 長い夏休みに、効果的に勉強を進めるポイントは「1時間程度で終わる分量をこなしていくこと」です。勉強は、“何時間やったか”ではなく“どれだけ集中したか”が大切です。集中することで脳の働きが活発になり、考える力がつくのです。
ですから、子どもの勉強に関して一番よくないのは、「今から2時間勉強しなさい」などと時間で縛ることです。そうすると子どもたちは、2時間学習と向き合っていられる程度の真面目さで(力を抜いて)机に向かいます。たとえばジムのトレーナーに「とにかく休まず30分走ってください」と言われて、力いっぱい走る人はいませんよね。それと同じです。 そこでおすすめなのが、「クリアファイル勉強法」。まず、クリアファイルを何十枚か準備します。そして、ファイルにマジックでたとえば「7/28午前」などと書いて、7月28日の午前中にやるべき「計算ドリル」「漢字練習」「地理の問題集」などをコピーし、ファイルに入れます。夏休みの前半はファイルの中身を少なくして、集中すると1時間で終わるぐらいの量に。それを後半にかけて、ほんの少しずつ増やしていきます。