「今年こそひと足先に宿題を終わらせたい」なら!自分からやりたくなる「読書感想文」&「自宅学習」のルールとは
親子の悩みの種となる夏休みの宿題のひとつ「読書感想文」。あと数日で休みが終わろうとしている頃に、ようやく重い腰をあげて書き始める…そんなお子さんも少なくないはず。学校の宿題に加え、塾の夏期講習や宿題など、やることが盛りだくさんなのに、どうもダラけがちになるのもこの時期です。 【画像】小中学生の保護者必見!この夏、最速で「読書感想文」を書きあげるコツ&考える力がつく勉強方法(全3枚) 親子ともにイライラしないために、『「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!』の著者で、国語専門塾「内藤ゼミ」塾長・内藤俊昭さんに、ラクに読書感想文を書くコツと、夏休み中の勉強方法について教えてもらいました。
■本選びが終われば、読書感想文の半分は終わっている!? まずは読書感想文を書くための本を選ぶ必要がありますね。多くの自治体では、学年ごとにその年の課題図書や推薦図書を発表していますので、近くの図書館や、ホームページなどでチェックしてみましょう。 本のタイトルを見て「おもしろそうだな」「ちょっと興味あるな」と思った本を選んでください。タイトルだけではわからない…という場合は、ネット書店で検索すると大まかな内容や読んだ人のレビューが出ていますので、そういったものを参考にしてもいいでしょう。
次に感想文の書き方のポイントを4つご紹介します。
■(1) 本との出合いを書く 「本との出合い」だって、当然感想文に盛り込んでいいコンテンツです。とは言っても、たいそうな理由を書く必要はありません。読書は本との出合いから始まりますから、きっかけはなんでもいいのです。たとえば、 ・友だちが読んでいておもしろそうだった ・親にすすめられた ・テレビで話題になっていた などです。
■(2) 本のあらすじを簡単に書く あらすじに触れるのも問題ありませんが、注意すべきは、ここで字数をかせごうとしないことです。原稿用紙3~4行を目安に、「主人公のこと・物語の舞台はどこか・起きた出来事・それでどうなったか」を簡単にまとめましょう。