牧場主が33歳の名牝に「お帰り!」ファンも「お母さん」「みんなこのお方の血が…」
ノーザンホースパーク(北海道苫小牧市)が23日、X(旧ツイッター)で名牝ウインドインハーヘア(牝33)の近況を報告した。 【写真】33歳の名牝に「お帰り!」労いの声 2枚の写真とともに「左目の治療に専念していたウインドインハーヘアが見学きゅう舎へ戻ってきました! はじめに出迎えたのは、ノーザンファーム、ノーザンホースパーク代表の吉田勝己。『がんばったね!お帰り!』と労いの声をかけていました。明日からきゅう舎1で皆さまをお待ちしています!」というメッセージを投稿している。同馬は10月末の投稿で左目の治療に専念するため、厩舎を移動したことが発表されていた。 ウインドインハーヘアは現役時に欧州で活躍。引退後、繁殖牝馬として来日し、ノーザンファームでブラックタイド、ディープインパクトなどを生んだ。彼女の牝系からはダービー馬レイデオロも登場し、今年はひ孫の代が大活躍。桜花賞をステレンボッシュ、菊花賞をアーバンシック、有馬記念をレガレイラが制した。 ブラックタイドはキタサンブラック、イクイノックスと父系を伸ばしており、最強馬ディープインパクトもキズナ、コントレイル、ジャパンCに参戦したオーギュストロダンなど後継種牡馬が数多く誕生し、現役の産駒も有馬記念2着シャフリヤール、ジャスティンパレスなど、まだまだ活躍を見せている。国内の大レースの出走馬の血統表には数多く「ウインドインハーヘア」の名前が入っている。 見学厩舎へ戻ったことを伝えるノーザンホースパークの投稿には多くの競馬ファンが反応し、「ディープインパクトのお母さんが戻って来た。まだまだ元気にお客さんをお出迎えしてほしいな」「今年1番の吉報です」「偉大なお母様のご帰還。治療お疲れさまでした」「今の日本の競馬界はこのおばあちゃんなしでは成り立たない。ディープ系、タイド系、アーバンシック、昨日の有馬記念を勝ったレガレイラもみんなこのお方の血が入ってる」「ウインド母さんお帰りなさい! 近々会いに行きますよ」「ウインドかーちゃんすごいよ…33歳とは思えない毛艶に体力。昨日もひ孫が64年ぶり3歳牝馬で有馬記念制覇。本当にサンデーと同じぐらい日本競馬を変えた馬だよ」とウインドインハーヘアを激励するメッセージを寄せている。