「LOWYA(ロウヤ)」の家具が人気!リアル店舗が関東にも進出、ヒットの背景には「こだわりの自社開発」
カラーバリエーションも豊富!一番人気のテレビ台
店内中央に置かれているのは、意外やテレビ台。あまりインテリア店では目立つ位置に置かれないアイテムですが、実は「LOWYA」ではとても売れている商品だそうです。 その価格帯も幅広く、アイテム数も豊富なのですが一番売れているのはこちらのタイプ。日本製で完成品での配送ですが、価格も3万9,990円とリーズナブル。そして取っ手のない収納部分にはコードを裏から通せる穴が開けられていたり、ハードディスクレコーダーなどを収納した状態でもリモコンが反応するように窓がつけられるなど細かく配慮されています。 カラーバリエーションが8色。先に選んだテーブルやソファなどの他の家具に合わせて選べるよう、トレンドに合わせてこのカラーを入れ替えしているこだわりも支持される理由ですね。
実は家電も隠れた人気アイテム! 今後は「LOWYA」オリジナルの雑貨もリリース予定
「LOWYA」を運営するベガコーポレーションの取締役 LOWYA事業本部長の吉田裕紀さんにお話を伺いました。 ー「LOWYA」は創業が2004年、今年でちょうど20周年ですね。 「創業当初はセレクトした家具を扱うECサイトでした。しかし、顧客の要望に対応するなかでもっとニーズに合ったものを提供すべく商品開発を進めた結果、現在では大型から小型家具まで取り扱い4,000点のうち、約2,000点がプライベートブランドが占めています。また、商社としての機能を持っていて直接海外と貿易を行えるため、企業を挟む事による中間マージンをカットし、低価格での販売を実現しています」(以下「」内、すべて吉田さん) ―いま注目のアイテムはありますか? 「商品単体で話題のものもたくさんありますが、シリーズでいうといまはラタン調のデザインのシリーズが人気ですね。こちらの店舗でもテレビ台やキャビネットなどを展示しています」 ―自社開発の商品が人気というお話ですが、どうやって開発しているのでしょうか? 「まず、商品を開発する社員全員で海外の展示会に行くなどしてリサーチをしています。商品の企画から販売までは平均すると300日程度かかるのですが、早いものでは6カ月でリリースまで持っていくこともあります。配送費が上がった時期に少しでも抑えるために商品をコンパクトにした時期もあり、ちょうどSNSでの情報発信が活発になったタイミングもあって若い方に向けた商品開発を強化しました。でも、最近は30代以上やファミリー層の顧客も増えていて、“やっぱりもっと大きいのが欲しい”という声もあります。いまはそこに対応するために、もう一度リサイズして商品の開発を進めています」 ―拝見していると価格帯も1万円前後から7万円以上のものまで幅広いですが、アイテムごとの売れ筋の中心価格帯を教えてください 「ソファやデスクは2~3万円台、収納は1万円、テレビ台は3万円程度の中価格帯が売れていますね」 ―今後の「LOWYA」としての計画は何かありますか? 「ブランド誕生20周年を機に、『LOWYA』ではオリジナルの家電や雑貨などのプライベートブランドを増やしています。今シーズンでは猛暑を乗り切る“涼感 SUMMER GOODS”としてサーキュレーターや接触冷感敷きパッドを発売しました。 なかでも『ベビーカー用ファンシート』は、2024年度販売分が本格的な夏の到来前に完売した人気商品です。ベビーカーの座面に敷いて使うアイテムで、下部のデュアルファン部分から空気を取り込み、背面のシート部分から送風するというものです。空気がこもりがちなベビーカーの中で空気を回してくれます。海外でこういった商品があることを知り、日本国内にはまだなかったので開発しました。 私も先週家族で沖縄旅行に行った際に使いましたが、うちの赤ちゃんだけこれのおかげで汗だくになりませんでした」 「LOWYA」の店舗では、ECサイトで展開する約270コーデから厳選したインテリアをゾーンごとに組み合わせて展示。ECサイトで事前になんとなくでも欲しいアイテムをチェックし、そのアイテムのページに訪問店舗に展示されているというマークが入っているか確認の上、実店舗を訪問するのがおすすめ。 実店舗ならではの、「気になっていたのはチェストだったけど、このテーブルも雰囲気があっていいな」という出会いも楽しみに、素敵な部屋づくりのアイテム探しに行きたいですね。
LOWYAマークイズみなとみらい店 住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区 みなとみらい3丁目5番1号 マークイズみなとみらい 3階 営業時間:10:00-20:00(月~木)/ 10:00-21:00(金~日・祝・祝前日)
北本祐子