宝くじに税金はかかる? 億単位の金額がまるまる手に入るものなの?
宝くじは、成人の7割ほどは購入経験があるとされており、もし当せんしたら、ぜいたくな暮らしをしたり欲しいものを手に入れたりするなど夢が膨らむでしょう。しかし、もし高額当せんした場合には、贈与税のような税金はかからず、すべて自分のものになるのでしょうか。 そこで本記事では、宝くじの概要や当せん金にかかる税金についてご紹介します。
そもそも宝くじとは?
宝くじは、地方自治体によって販売されており、「普通くじ」とも呼ばれています。組・番号などがあらかじめ決められており、抽せんで決定した当せん番号と一致した場合に当せん金を受け取れる仕組みです。 宝くじの販売ができるのは、1948年に施行された「当せん金付証票法」という法律に定められた全国都道府県と20指定都市である地方自治体のみです。総務大臣の許可を得て販売できるもので、個人や企業が販売することは禁止されています。 宝くじの収益の半分程度は当せん金に充てられており、当せん金以外は販売元の地方自治体の手に渡ります。使い道は自治体によって異なり、収益金を充てることができる事業が「地方財政法第32条及び地方財政法第32条に規定する事業を定める省令」に定められています。使い道の例として、公共事業や高齢化少子化対策事業などが挙げられます。
宝くじに当せんするといくらもらえるのか
1等に当せんすれば億単位のお金が手に入ることは、テレビCMや宝くじの売り場などで知っている方も多いでしょう。宝くじにはいくつか種類がありますが、「ジャンボ宝くじ」は年に5回販売さます。その中でも年末に販売される「年末ジャンボ宝くじ」は、1等・前後賞を合わせると10億円の高額当せんです。 宝くじは1枚から購入可能ですが、10枚単位で購入する方法が一般的です。10枚セットには「連番」と「バラ」の2種類があります。 「連番」とは組と番号の上から5桁目までが同一の番号で、下1桁を「0~9」でそろえた買い方です。一方「バラ」とは、連続していない番号の宝くじで、下1桁を「0~9」でそろえる方法です。