【陸上】100m山形愛羽が11秒41!!「二次加速が修正できた」土井杏南のU20日本記録を12年ぶりに更新/日本学生個人
◇日本学生個人選手権(6月14日~16日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)2日目 【動画】12年ぶりのU20日本新!山形愛羽の走りをチェック “学生ナンバーワン”を決める日本学生個人選手権の2日目が行われ、女子100mで歴史が動いた。世界リレーの日本代表にも選ばれた大学ルーキーの山形愛羽(福岡大)が、決勝で11秒41(+1.7)をマーク。土井杏南(埼玉栄、現・JAL)が2012年に出した11秒43のU20日本記録を12年ぶりに塗り替えた。 「日本選手権までに出したいと思って意識していました」と笑顔を見せる山形。準決勝では追い風参考ながら11秒36(+3.4)をマークしていたため「絶対に自己ベスト(11秒46)は更新できると思っていました。U20日本記録は今年しかチャンスがないのでそのために頑張ってきました。うれしいです」。 昨年のインターハイ100m、200m2冠の“ゴールデン・ルーキー”。熊本から福岡大に進学したのは「強くなるなら行くしかない」と覚悟し、「信岡(沙希重)先生や、兒玉(芽生)さん、久保山(晴菜)さんらと練習できて、毎日日本選手権みたい」な環境で自らを高める。 今季課題だったのが「二次加速」だといい、「スタートして前傾するところからスムーズにつなげていきたかった。そこが勝負だと思っています」。この日のレースはまさに、その中盤までに抜け出して勝負を決めていた。 日本選手権では「絶対にメダルを取ると意識してやっています」と山形。大きな瞳を輝かせながら、2週間後の決戦に向けて闘志を燃やしていた。
月陸編集部