「能力、適性、状態全てが高水準」セントライト記念で軸に最適な馬とは?
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が9日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。16日(月)に中山競馬場で行われるセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】コスモキュランダこれまでの軌跡 田井氏は複数頭の名前を挙げたが、コスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士津八厩舎)を真っ先にピックアップ。シャープな体つきだったダービー出走時に比べ、「パワーみなぎる馬体に変化した」と解説する。そのうえで、「前腕や臀部の筋肉がふくらんでいる」と充実ぶりを指摘し、「胴伸びも素晴らしいため、全体的に馬体を大きく見せている」と絶賛。追い切りの動きから「体調はすこぶる良さそう」と述べ、「毛ヅヤも抜群で、皮膚が薄く洗練されている」と馬体、状態の双方から褒めちぎった。 中山芝2200mは持続力が求められる舞台とし、コース適性からも太鼓判を押す。コスモキュランダはキャリア9戦で一度も上がり33秒台を記録していない点から、持ち味が生きると解説。「跳びが大きいため、内回りより外回りが適している」「レースが動かないのであれば、自らロングスパート戦に持ち込める自在性も有している」と相性を強調する。「能力、適性、状態全てが高水準で、まさに軸に最適な馬でしょう」とまとめ、皐月賞2着馬の秋初戦に期待した。