同性婚訴訟、原告側が最高裁に上告…「違憲」判断の福岡高裁判決後も「国会で法律を作る動きはないため」
同性婚を認めない民法と戸籍法の規定は憲法違反だとして、福岡市と熊本市の同性カップル3組6人が国に損害賠償を求めた訴訟で、原告側は26日、規定を違憲と判断した一方で棄却した福岡高裁判決を不服として、最高裁に上告した。 【表】同性婚訴訟を巡る争点の司法判断
判決は、同種訴訟で初めて幸福追求権を保障する憲法13条に違反すると判断した。ただ、最高裁による統一判断が出ていないことなどを踏まえ、国の賠償責任は認めなかった。記者会見した原告らは「判決後も国会で法律を作る動きはないため、上告することにした」と述べた。