これは「とんでもないドラマだ」!第1話の終盤でいきなり…ドラマ好きコラムニストが驚いた「意外な展開」と「映像のスゴさ」
ドラマ『わたしの宝物』『オクラ~迷宮入り事件捜査~』『ライオンの隠れ家』『海に眠るダイヤモンド』『全領域異常解決室』の内容ネタバレしていますので留意ください。 【画像】思わず驚いた…!コラムニストが舌を巻いたドラマはこちら!
第1話の終盤に驚かされた!
今クールのドラマの第1話で驚いたのはまず『わたしの宝物』である。 ほかに挙げるのなら、『ライオンの隠れ家』と『オクラ~迷宮入り事件捜査~』である。 3作とも、第1話の終盤で驚かされた。 『わたしの宝物』は、第1話で恋人が死んだ。 ヒロインは既婚者で、夫からのモラハラに悩んでいるときに再会した幼馴染みと関係を持ってしまう。妊娠がわかったときに、その幼馴染みがテロに遭って死んだというニュースを見る。実の父の秘密を抱いたまま出産することを決めたのが第1話。 かなりの驚き1話であった。 『オクラ~迷宮入り事件捜査~』の第1話は12年前の女子小学生殺人事件の話であった。主人公の刑事が犯人を追い詰めるが、犯人はすでに末期癌を患っており、自白する前に死んでしまう。ただ彼が真犯人だったことが確定し、遺族は慰められていた。 いい働きをする刑事だとおもったら、じつは証拠はこの刑事が捏造したものだったとわかる。 主人公は衝撃の真相を突きつけられるが否定しないところで、終わった。
映像にも驚かされた!
『ライオンの隠れ家』は見知らぬ男の子が家に入り込んでいて、ここで暮らすと言いだす。主人公は、この子が虐待されていることを察知して、一緒に暮らし始める。 その母親らしき人物はその男児の首を締めようとしていたようだ、というシーンで1話が終わった。よくわからないがいろいろ驚きの1話であった。 もうひとつ挙げるなら日曜劇場の『海に眠るダイヤモンド』だ。 これは廃墟として有名となった長崎県の海に浮かぶ軍艦島(端島)が舞台である。 現在の廃墟シーンから、いきなり時間が遡って昭和中期、石炭を掘るために多くの人が集まっていた街へ変貌した。廃墟が活気溢れる集落に変わった映像を見て、そこで驚いた。 映像に驚かされたのだ。 1950年代の高度成長期と、2010年代のいまどきの日本を話が行き来する。 よくわからないままわくわくするドラマの始まりであった。 これらの第1話はおもしろかった。 その後はどうなったのか。 『わたしの宝物』は、そのあともおもしろい。 おもしろいのだが、1話で死んだとされていた恋人(深澤辰哉)は生きていた。死亡は誤報で、生きて日本に帰ってくる。そのあとヒロイン(松本若菜)とまた出逢う。 死んでたら悲劇のヒロインであるが、生きているのでどろどろの関係が展開する。 死んでなかった部分はすこし肩すかしを食らった気分である。そのままいろんなところでいろいろ騙されるお話で、そこを楽しめればおもしろいドラマだ。