中山美穂さんの密葬が営まれる 所属事務所が報告「ダリアが飾られた祭壇」妹・忍「忘れないで」【コメント全文】
6日に自宅の浴槽で死去した歌手で女優の中山美穂さん(享年54)の葬儀、告別式が12日、営まれた。美穂さんの公式サイトで所属事務所が明らかにした。 【写真】姉妹で美しさがあふれていた中山美穂さん&忍さんの2ショ 葬儀は、近親者のみで営まれた。「本日、青空が広がる清々しい天候の中、中山美穂の火葬を無事に終えました。葬儀は家族と事務所関係者のみで執り行われました。祭壇には、優しいピンクや清らかな白、明るい黄色の花々に加え、深紅のダリアがひときわ印象的に飾られ、美穂さんの情熱的で華やかな一面を思い起こさせるようでした。 会場全体が色鮮やかな花々に包まれ、生前の作品や思い出の写真とともに、彼女の功績を皆で称える時間となりました。」と報告された。 また「穏やかな雰囲気の中、故人を見送ることができましたのも、報道関係者の皆さまやファンの皆さまがご配慮くださり、静かに見守っていただいたおかげです。 心より感謝申し上げます」と記した。 所属事務所は後日、お別れの場を設ける方針であることを明らかにしている。 また忍は「どうか皆さま、姉のとびきりの笑顔を空を見上げたその声を、その歌声を、その指先を、忘れないでいてあげてください」とファンに呼びかけた。 中山さんについては、8日に所属事務所が「検死の結果、事件性はないことが確認されました。また、死因は入浴中に起きた不慮の事故によるものと判明いたしました」と発表した。警視庁が死因、身元調査法に基づき、死因を特定する調査を行った。 中山さんは1985年にTBSドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビュー。歌手としてもデビュー曲「『C』」がヒットし同年に日本レコード大賞の最優秀新人賞を獲得した。 その後もドラマ、映画に出演する一方で、数々のヒット曲を発表。女優と歌手両方で大輪の花を咲かせた。私生活では、02年に作家の辻仁成と結婚し、渡仏。04年に一男児をもうけたが、14年に離婚した。 死去した6日は、大阪市内でコンサートを行う宇予定だった。 【以下、中山忍のコメント】 「姉を愛してくださったすべての皆様へ」 おかげさまをもちまして、姉「中山美穂」の葬儀が滞りなく執り行われたことをご報告申し上げます。 親族の希望で家族葬とさせていただきました。 最近での、一番のお気に入りだったドレスを纏い、楽しそうに歌う姉の写真を中央に、好きだった色取り豊かな花々で飾っていただいた祭壇は、華やかでキラキラしていて、最後のステージのようでした。 お別れまでのほんの数日間ではありましたが、子供の頃に戻って枕を並べ、姉の横顔を見つめながら眠りについたこの穏やかなひとときは、私の宝物となりました。 そして、何より姉が幸せを願ってやまない愛する息子と、再会の時間をもたせてあげることができました。手を繋ぎ、そっと寄り添う2人の姿は、とてもとても幸せなものでした。 静かに見守ってくださったマスコミ関係者の皆さま、ご配慮いただき本当にありがとうございました。 姉は一生懸命な人でした。 ちょっと頑固で、バカみたいに正直で、本当は傷付きやすい心を見せず、何があっても自分の責任だと、真っ直ぐ前を向く勇気がある人でした。 自慢の姉でした。 どうか皆さま、 姉のとびきりの笑顔を 空を見上げた その声を、その歌声を、その指先を、 忘れないでいてあげてください。 私にとって姉は「大好きなお姉ちゃん」であるとともに「みなさんの中山美穂」であり、「永遠のシャイニングスター」です。 これからは皆さまが姉を思い出してくださる時、そのきっかけのひとつとなれますよう、 その思い出があたたかなものでありますように、私も俳優として、より精進して参ります。 見守ってくださいましたら幸いです。 良いときも悪いときも 別れ際に姉はいつも 「じゃあ、忍、あとはよろしくね」と 軽やかに笑って去っていきました。 最後の最後まで、、、。 とても「姉らしい」と思われてなりません。 生前の姉へ、あたたかな眼差しと、愛情をかけてくださり、心から感謝しております。 重ねて御礼申し上げます。 皆さま、本当にありがとうございました。 感謝の気持ちを込めて。 2024年12月12日 妹 中山忍