小池都知事が定例会見3月30日(全文1)メリハリ利かせ、予算全議案可決
スポーツ関連について
次、関連2でスポーツ関連で2本、まとめてお伝えをいたします。ラグビーワールドカップ2019、そして東京2020大会の開催を控えまして、都民、国民のスポーツへの関心。特に障害者スポーツの認知度が大きく高まるなど、スポーツを取り巻く環境は大きく変化をしております。こうした状況を踏まえまして現行のスポーツ推進計画と障害者スポーツ振興計画を統合いたしまして、新たに1つの計画として東京都スポーツ推進総合計画を策定するというものでございます。この計画では障害のある人、ない人など、スポーツを別々のものとして捉えるのではなくて、スポーツ振興全般の中で障害のある人に配慮した視点を持って、例えば誰もが気軽にスポーツに親しめるように施策を展開することなど、これを盛り込んでおります。 基本理念といたしまして、「スポーツの力で東京の未来を創る」。創るっていうのはクリエイトの創るのほうですけれども「スポーツの力で東京の未来を創る」、このことを掲げております。例えば週1回以上スポーツを実施する人の割合というのがありまして、これをスポーツ実施率と呼んでおります。これを目標として70%に達成をしていきたいと考えております。皆さんスポーツしておられますか。うん? ほとんどしてなさそうな顔のようでございますけれども。そして、この今70%っていって目指しているのが、今、2016年の都民18歳以上のスポーツ実施率っていうのが56.3って書いてあるじゃないですか。これを2020年までに70%に持っていきましょうというのが1つの大きな目標でございます。 3つの政策目標をこちらのほうに明示してあるんですけれども、スポーツ振興で都民の皆さんが健康になって、そして障害の有無、性別にかかわらずスポーツを楽しむ。そして地域や企業もスポーツで盛り上がる、そういう社会を創造していきましょうということで、政策目標を3つ。1つがスポーツを通じた健康長寿の達成、2つ目がスポーツを通じた共生社会の実現、そして3つ目がスポーツを通じた地域経済の活性化ということであります。ということで、今、申し上げましたように現在のスポーツ実施率、56.3を2020年までに70%にまで引き上げましょうというゴール設定でございます。 その目標を達成するための取り組みでございますけれども、2020年大会に向けて新しい恒久施設を整備している最中でございますし、また施設の周辺のまちづくりとの連携ということも必要でございまして、面的な広がりのあるレガシーを創出をしてまいるというのが1つ。それからスポーツ施設のバリアフリー化の推進をいたしまして、誰もが気軽にスポーツを楽しめる、そういう環境整備をする。さらにボランティア活動への参加機運の維持、継続のために大会後も見据えました、ボランティア運営体制を構築してまいります。 また、誰もが楽しめるスポーツを普及していくということで、私、都庁でもチームをつくりました。ボッチャとか、一番身近なところではウオーキングといった、障害があるなしにかかわらず気軽に楽しめるスポーツをこれからももっと広めてまいりたいと思います。皆さま方にも日頃からウオーキング、体操でとか、体操で体を動かすなど、ぜひ気軽にスポーツに楽しんでいただきたいと思いますが、さあ、やってくださいますかね。で、この計画を踏まえまして、東京2020大会、そしてラグビーワールドカップ2019を成功させる、そしてそのあとの大会後ということも、都民の誰もが日常的に親しむスポーツ都市・東京を実現していくということでございます。 【連載】小池都知事が定例会見2018年3月30日 全文2へ続く