（写真提供：PhotoAC）

訪れた温泉は約500湯、女ひとりで温泉を巡りまくっているという永井千晴さん。旅行情報誌編集部で働いた経験を活かし、現在は「温泉オタク会社員」としてブログなどで温泉情報を発信しています。その「温泉オタク会社員」こと永井さんが温泉の楽しみ方を紹介する当連載。今回のテーマは「山奥の温泉で、電波がなかったら」です。 【書影】永井さんおススメの温泉がこの一冊に!『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』 * * * * * * * ◆山奥の温泉で、電波がなかったら 山奥の温泉旅館でひっそりと過ごす時間は何にも代えられない贅沢ですが、気になるのが電波問題。 新しい施設であればWi‐Fiを備えているものの、古いところだと 「ご不便をおかけしますが、日常を忘れ、ゆっくりと寛いでください……」 と濁されることも。 いや、わかる、確かに日常を忘れに来たんですけど、電波ないとめっちゃ不安～!　って思いませんか?

◆山奥の宿に泊まる前に 私はまず、電波入らなそうなぐらい山奥な宿に泊まる前は、あらかじめドラマや映画をタブレットにいくつもダウンロードしておきます。 コンテンツがあれば不安はある程度解消されます。 そして、「どこまで行けば電波が入るのか」も確認します。 ロビーでは入るのか、駐車場なら入るのか、はたまた最後の交差点まで行かないと入らないのか……。 わかっていれば、有事の際に（ほとんどないですが）パニックになりません。

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◆大事なこと 一番大事なのが、温泉旅行に出かける前に、職場に「電波が届かない可能性のあるところへ行く」と伝えておくこと。 国内旅行だと油断しがちですが、温泉となると話は別。 山奥だとあっさり電波が入らなくなるものです。 一言伝えておけば、ちょっと通じなくても慮（おもんぱか）ってくれるのではないでしょうか。

◆「圏外旅行」のおすすめ ちなみに、近年は電波の届かないところへ行く「圏外旅行」を選ぶ人もいるそうです。 私の圏外旅行のおすすめは、青森県の「ランプの宿　青荷温泉」で電気も電波もない時間を過ごすこと。 静かで美しく、とても神秘的な夜でした。 まるで、日常なんて最初からどこにもなかったのかな、と思うくらいに。 ※本稿は、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』（幻冬舎）の一部を再編集したものです。