ハードといわれるグノーブルで、難関校合格を目指す保護者たちのリアルな声【座談会】
少人数ならではのデメリットも
Cさん:SAPIXに比べて、グノーブルは親のやることが多いように感じています。 司会:どういうところに「親がやることが多い」と感じていますか。 Aさん:SAPIXは「年間学習法」という冊子を配ります。これに毎週の勉強の仕方が全部解説されているから、それを読めばどうやって勉強をさせるのかがわかります。それに従って進めていけばいいんです。でも、グノーブルではそういった冊子が配られないから、親がどうするかを考えないといけません。 Cさん:SAPIXは大手だけあって、配布物がいいんですよ。各学校の入試傾向をまとめた冊子や、この偏差値だとこの学校には何割受かるというデータブックをくれました。そういうことをまとめてくれると、受験校を選ぶのに助かります。 Bさん:SAPIXの学習をフォローするための塾やサービスがたくさんあるんですよね。SAPIXのテキストやテストの解説動画を配信しているサービスもあります。グノーブルは生徒数がまだまだ少ないので、そういう学習フォローサービスがありません。そうなると、SS-1やTOMASといった個別指導塾に通わせることになって、費用が高くなります。 Aさん:Bさんは個別指導を使っているんですか? Bさん:うちは夫が全部、教えていますよ。それでも成績はなかなか上がりませんね。 Cさん:6年生の時に困ったのは、グノーブルは生徒数が少ないので、うちの子が受験生全体の中でどこにいるかがわからない。だからSAPIXのオープン模試を受けて、全体の中での立ち位置を知る必要が出てくるんです。でも6年生って忙しいから、外部模試を受ける時間を捻出するのが大変なんですよ。グノーブルのテストを受けて、SAPIXオープンも受けるとなると、かなりスケジュール的に苦しくて。 Aさん:四谷大塚の準拠塾では四谷大塚のテストを受けているから、全体の中での立ち位置がわかるじゃないですか。ああいう塾はそういったメリットがあるんだと知りました。