「電気カーペットON」+「こたつOFF」はコスパ最強?こたつのみ使用とどちらがお得?
冬の暖房費は、暖房器具の選び方で大きく変わります。日本の家庭で愛されている「こたつ」と冷たい床を暖かくする「電気カーペット」はどちらがお得に利用できるのか気になるところではないでしょうか。 今回は、こたつと電気カーペットの消費電力と電気代について解説します。省エネにつながる使い方についても解説しますので、電気代の節約にお悩みの方は、ご参考にしてください。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
こたつの消費電力と電気代
まずは、こたつの電気代から見ていきましょう。150×90サイズのこたつの電気代は表1の通りです。 表1
※Panasonic 家具調コタツ150×90(本格座卓シリーズ) 仕様・スペックを基に筆者作成 この電気代試算は、パナソニックDK-R15CD1(消費電力600ワット)の最大消費電力時での計算結果になります。電力単価31円/キロワットアワーで計算しています。1時間の電気代は18.6円(税込み)です。今回は、小数点以下を切り捨て、18円で計算しました。実際の使用では、温度調節機能の働きにより、電気代が安くなる可能性があります。
電気カーペットの消費電力と電気代
次に、電気カーペットの電気代を見ていきましょう。 表2
※アイリスオーヤマ株式会社「ホットカーペット 3畳 195×235 温度調節無段階 IHC-30-H 商品仕様」を基に筆者作成 この電気代試算は、アイリスオーヤマ株式会社のホットカーペット3畳用 IHC-30-H(消費電力424ワット)の最大消費電力時での計算結果になります。電力単価は31円/キロワットアワーです。1時間の電気代は、13.1円です。小数点以下を切り捨て、13円で計算しています。 商品によっては、暖房面積を切り替えられたり、室温センサーがついていたりする場合があるため、試算した電気代よりも、安くなる場合があります。
こたつと電気カーペットの電気代比較
次に、こたつと電気カーペットの電気代を比較していきましょう。 表3
※表1と表2を基に筆者作成 消費電力の違い(こたつ600ワット、電気カーペット424ワット)により、電気カーペットの方が電気代をおさえられる傾向が見られます。ただし、生活スタイルによって適切な選択は変わってきます。 例えば、家族で団らんを楽しみたい方や、食事をしながら暖まりたい方にはこたつがおすすめです。一方、足元が冷えやすい方や、広い範囲を温めたい方には電気カーペットが便利でしょう。 また、寒さが厳しい時期はこたつと電気カーペットを組み合わせて使用し、寒さが緩やかな時期は電気カーペット単体で使用することも大切です。気温に応じた使い分けも、冬を快適に過ごすうえで重要なポイントといえるでしょう。