【40代、50代は血糖値に要注意①】 血糖値の乱高下がイライラ、だるさ、眠りが浅い…さまざまな不調を招いている!
他人事じゃない。血糖値が上がりやすくなるのは老化現象だった!
ということは、年齢を重ねるほど、血糖値は上がりやすくなってしまうのだろうか? 「そのとおりです! インスリンを出すのは“すい臓”なんですが、年をとると、血糖値が上がってもすい臓さんの反応が悪く、素早くインスリンを出せなくなるんです。『おっとっと、上がってきたな』というあたりで、やっとインスリンが出ても、もうその時点で血糖値はピークに達してしまっています。 年をとると、急にダッシュで走り出せなくなるのと同じですね。老化なので、すい臓を鍛えたくても無理。若返らせる薬はないんです。だから、70代以降の人は、ほぼ全員糖尿病に近づいていると言っても過言ではありません。 糖尿病にならないためには、転ばずに走り続けられるように、若いうちからすい臓をあまり酷使しないこと。ダッシュでインスリンを出さなければならないような食事、つまり血糖値を上げまくるような食事を、なるべくしないようにするしかないんですよね」 YouTubeで山村先生が血糖値レポートに使用しているのは、「FreeStyleリブレ」という血糖値の変動を持続的にモニタリングできる機器。インスリン治療が必要な糖尿病の患者さんでは、数年前から保険適用になっているものだ。 「白米と玄米ではどちらが血糖値が上がるか」「水をがぶ飲みすると血糖値は下がるのか」「お酒の種類で血糖値は変わるのか」など数々の名実験は、すべてリブレありき。 この「リブレ」は市販もされているということで、OurAge世代6名が装着し、2週間血糖値を測ってみることに。 すると、意外なびっくり事実が判明した!
自動的に血糖値(正確には間質液中のグルコース値)を測ってくれるFreeStyleリブレ2。スマホのアプリがあれば、何もしなくても2週間ずっと測定し続けてくれる
リブレを装着したところ。普通は二の腕の外側につける。ノースリーブを着ない限り、それほど目につくことはなさそう