「営業職は専門性を養えない」は本当か 転職の専門家が解説...営業で培うスキルはこれだけ役立つ(2)
将来ありたい姿に向けて自身のスキルを整理
転職活動をするとなれば、営業としての経験・スキルを棚卸しする必要もあります。以下の項目について、自身が経験してきた営業の特性を整理しておくといいでしょう。異業種でも活かせるポイントが見えてくるはずです。 ●無形商材/有形商材 ●対象顧客層(法人であれば企業規模・業種・部門など、個人であれば年代など) ●新規開拓/既存顧客フォロー ●商品の金額 ●期間 ●資料・企画書作成の有無 このように、自身の内省を深め、テクニカルスキルとポータブルスキルを把握しておくと、次の選択を判断しやすくなります。 1人で内省をするのが難しい場合は、親しい友人・同僚や家族など身近な第三者と一緒に進めると効果的です。もちろん、キャリアアドバイザーと一緒に棚卸をすることもできます。 40代・50代と年齢を重ねたとき、どうなっていたいのかを想像し、その実現のために今身に付けるべきスキルやとるべき選択を考えましょう。 【プロフィール】 キャリアアドバイザー 矢藤 良介 地方公務員(市役所)を経て2021年にリクルートに入社。以来キャリアアドバイザーとして様々な業界・職種の求職者の転職を支援。