【ハイライト動画あり】筑波大学、6位で大学選手権の出場を逃す。帝京大学は2位でシード権を獲得。ラグビー関東大学対抗戦
9月に開幕したラグビー関東大学対抗戦は、今週末に最終戦を迎えた。11月30日(土)は、現在2位につける帝京大学が、4位の筑波大学の挑戦を受けた。 【ハイライト動画】筑波大学 vs. 帝京大学|帝京大学が12トライの猛攻で圧勝
早稲田大学に敗れて、対抗戦4連覇こそなくなったが、前節、明治大学に快勝し、5勝1敗の帝京大学。大学選手権出場は決めているが、明治大学と勝ち点31で並んでいる。準々決勝からの登場となる2位で大学選手権に出場するため、3トライ差以上で勝って、しっかり勝ち点6を挙げておきたい。
一方、3勝3敗で勝ち点19の筑波大学は4位だが、この試合の結果如何では、12月1日の他校の成績によっては大学選手権の出場を逃す可能性もある。筑波大学としてはまず、勝利または引き分け(勝ち点3)で大学選手権出場が決めたいところだった。もし負けたとしても7点差以内の敗戦でボーナスポイントも含めて、勝ち点2を積み重ねたい。
昨年は大学選手権で3連覇を達成した帝京大学が73-0と快勝し、過去8年は勝利しているが、過去には10点差や2点差など接戦となったこともある対戦カードだった。
勝利して対抗戦を終わりたい両校。筑波大学は前節から3人メンバーを交替してきたが、帝京大学は明治大学に48-28で勝利した試合から、先発メンバーを替えることはなかった。
試合は午後2:00にキックオフされた。試合序盤はキックを使って相手陣で戦う意識が高かった筑波大学が、ランナーの揃うBK(バックス)陣を主体に攻め込むが、好機にゴールラインを割ることができなかった。
すると徐々に接点で上回る帝京大学のペースとなる。前半8分、相手の反則からラインアウトを起点に攻め込み、FB(フルバック)小村真也(4年)、WTB(ウイング)生田弦己(3年)とボールが渡り、右中間にトライ。CTB(センター)大町佳生(3年)がゴールを決めて、7点の先制に成功する。
帝京大学は攻撃の手を緩めず、18分にはモールからHO(フッカー)當眞蓮(4年)が押し込んだ。25分にはハイパントキックを起点に、ボールを継続して、最後はWTB日隈太陽(3年)がトライ。29分にはWTB生田が2つ目のトライを挙げて26-0とリードする。