立憲民主党、参院選の経済公約を発表(全文2)5年掛けて最賃を1300円に増額
優先度が高い政策は?
朝日新聞:朝日新聞、野間口です。先ほどのご質問に対するご返答の中で、この幾つか具体的に書かれている政策の中で、政策の順番を考えながら財源を確定していきたいというご説明があったと思うんですけれども、となると、この政策の中で、その優先度の中で高いものっていうのを現時点でお考えのものがあればお聞かせいただけますか。 逢坂:逆に、現時点で制度設計を十分しなければならないというふうに考えておりますのは、例えば住宅手当ですね。住宅手当、これは必要な政策だろうとわれわれは今、考えておりますけれども、どの程度の世帯にどのぐらいの額を支給すべきかということについては、これからさらに議論を深化させてまいりたいと思っています。 ただ、これまでの日本の社会はどちらかと言うと新築をされる方への応援が非常に多かったわけです。新築される方っていうのはローンも借りられるわけですから、経済的にある一定の基盤がある方が多いわけです。一方で今、日本、人口減少の中で空き家が増えています。そういう住宅の活用、あるいは経済的に裕福な方ではない、そういったところにスポットライトを当てて住宅手当が必要だろうという判断をさせていただきましたので、こういった政策については今後、内容を含めてさらに進化をさせております。 さらにもう1点ですが、所得補償制度、これもここの書きぶりでは農、林、水というふうになっております。農業については以前の民主党政権のときに戸別所得補償政策、これを実施しておりますので、だいたいの土地勘というのはあるわけですが、林業、水産についてはそれぞれ、水産は特に魚種、あるいは養殖にもさまざま違っておりますので、そういったところについては制度設計をするにはちょっと時間が掛かるといったようなものがあろうかと思っています。そういう意味でタイムラグがあると、政策の順番があるということであります。いいですか。