まだまだSUVには負けない BMW3シリーズがさらなる改良で、PHEVのEV距離を大幅に延長
2022年に続く2度目の変更
BMWが、Dセグメント・モデルの3シリーズのセダンとツーリングの一部改良モデルを発売した。6世代目となる現行モデルでは、2022年に続く2度目の変更となる。 【写真37枚】現行型で2度目の変更が行われたBMWの王道モデルと言っても過言ではない3シリーズのセダンとツーリングの両ボディ・タイプの詳細画像をチェック ◆最長で101kmへ セダンに設定されるプラグイン・ハイブリッド(PHEV)の「330e」は、EV走行可能距離を従来型の56.4km(WLTC値)から、85~101km(欧州仕様)へと大幅に伸長。また、ハーマン&カードン製サラウンド・サウンド・システムと地デジTVチューナー、アコースティック・ガラスをセットにしたサウンド・パッケージと、ヴァーネスカ・レザー・シートが標準装備となった。 ◆赤キャリパーを装着 Mパフォーマンス・モデルの「M340i xドライブ」は、セダンとツーリングのいずれにも設定。赤いキャリパーのMスポーツ・ブレーキやブラックのキドニー・グリルのほか、Mライト・シャドーラインやMリア・スポイラーなどが含まれるMスポーツ・パッケージ・プロを装備する。 そのほかのラインナップは、2.0リッター直4ターボの「318i」と「320i」、2.0リッター直4ディーゼル・ターボの「320d xドライブ」で、全モデルともセダンとツーリングを設定する。ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能をはじめとする運転支援装置(ADAS)や、コネクティビティは最新世代へと刷新。スマートフォンで解錠と施錠、エンジンの始動ができるBMWデジタル・キーも全車に採用している。 価格は、セダンが644万~948万円、ツーリングが676万~988万円となっている。 文=関 耕一郎 (ENGINE WEBオリジナル)
関耕一郎