水星探査ミッション「ベピ・コロンボ」スイングバイ時の観測データが描き出した水星磁気圏の様相
BepiColombo探査機の第4回水星スイングバイ
なお、BepiColombo探査機は日本時間2024年9月5日に第4回水星スイングバイを行っており、1年前よりもさらに近い水星表面から約165kmまで接近しました。今後は2024年12月に第5回水星スイングバイ、2025年1月に第6回水星スイングバイを行い、2026年11月に水星の周回軌道へ投入される予定です。水星到着後は「みお」とMPOの協働観測が計画されている他に、NASAの「Parker Solar Probe(パーカー・ソーラー・プローブ)」やESAの「Solar Orbiter(ソーラー・オービター)」といった太陽探査機との協働観測も検討されているといい、広く太陽圏と惑星圏・惑星磁気圏観測をつなぐ太陽圏システム探査の推進が期待されているとJAXAは述べています。 Source JAXA/ISAS - 水星磁気圏の様相をつかんだ!~ BepiColombo「みお」水星スイングバイが明らかにした水星磁気圏プラズマ環境 ~ ESA - Mercury’s magnetic landscape mapped in 30 minutes Hadid et al. - Mercury’s plasma environment after BepiColombo’s third flyby (Communications Physics)
sorae編集部