【若駒ピカイチ】ムーンライトラガーはここでは力が違った感 荻野琢真騎手「想像以上に切れましたね」
◆ムーンライトラガー(28日、京都新馬、芝2000メートル)=栗・大久保、牝、父オルフェーヴル、母オープンウォーター、母の父インクルード 《戦評》道中は中団のインを追走。出入りの激しい競馬となり、4コーナーでも完全に前がふさがっていた。しかし、直線を向いてから外に出すと、一頭だけ次元の違う末脚を繰り出して2馬身差の完勝。ここでは力が違った。 《血統》米国産の母はGⅡ勝ちの実績があり、米GⅠデルマーオークスでも3着。近親に米3歳牝馬チャンピオンに輝いたGⅠ4勝馬サーフサイドなど、北米の活躍馬がズラリと並ぶ牝系の出身。父オルフェーヴルならパワーも兼備。 《将来性》調教から乗っていた荻野琢騎手は「想像以上に切れましたね。エンジンがかかるまでワンテンポ遅れるところや、気がカッと入るところなど課題はありますが、クリアしていければ」と評価。416キロと小柄だが、馬力も根性もありそう。体重が増えてくれば、もっと頼もしさが増すだろう。(野下俊晴)