JR九州高速船の浸水隠し、前社長ら3人懲戒解雇 賠償請求も検討
JR九州高速船が運航し、日韓を結ぶ高速船「クイーンビートル」が浸水を隠して3カ月以上運航を続けた問題で、親会社のJR九州の古宮洋二社長は26日、JR九州高速船の当時の社長ら取締役3人を解任し、懲戒解雇したと発表した。JR九州高速船は3人への損害賠償請求も検討するという。 【写真】記者会見するJR九州の古宮洋二社長(中央)、第三者委員会委員長の尾崎恒康弁護士(左)、JR九州高速船の大羽健司社長=2024年11月26日、福岡市博多区、江口悟撮影 当時、JR九州高速船社長の田中渉氏、安全統括管理者で取締役企画部長の小川仁氏、運航管理者で取締役運航部長の柴田康祐氏の3人は、一連の不正への調査対応で取締役に残っていたが、26日付で解任。JR九州から出向していた田中氏と小川氏はJR九州が、柴田氏はJR九州高速船がそれぞれ懲戒解雇した。
朝日新聞社