関学被害選手の父親が会見(全文2)刑事告訴は「日大の対応いかん」変わらず
日大がどういう対応してきたら取り下げるのか?
中日新聞:中日新聞の【アマダ 01:57:24】と申します。先ほど刑事告訴のお話が出ましたが、日大が今後どういう対応をしてきたら取り下げる可能性が出てくるのかというところを、具体的に教えていただけますか。 奥野:真相究明ということで、今までの流れを聞くと、それが大きく変わるというのは少し感じられないのですけれども、早く、もともと、これは関学サイドさんからは申し上げにくいことだと思うのですけれども、私は監督をはじめ、指導者の一新というのは当初から申し上げておりました。 実は日大さんの、あるお父さんとの連絡も取れる状態なんですけども、そのときからそういう状態にしないと厳しいですよねという話は申し上げておりますので、その一掃が図れれば、仮にコーチ陣がいなくても、大学というのはさらに自分自身の自立を図るところですから、自分たちの力でチームを立ち上げ、チームの再生を図って試合のできる状態すれば、私はそれでいいと実は思っております。 あまりこれを言うと、じゃあ取り下げて、前へ進まくなって、うやむやに終わるのではないかと。そこを私はあまり求めてないんですね、実は。そこだけ求めるとどんどん泥沼にはまりそうな気がしますので、別途、本来あるべき姿についてはもう少しこの後に正していく行動を取れたらなというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
日大選手が直接謝罪に来たときの様子は?
中日新聞:もう1つなんですけれども、18日に宮川くんが謝罪に来たときの様子ですとか、表情、そして印象等伺えればと。 奥野:はい。本当にまったく第三者のない方でお話をしたら本当のことを語ってくれるのではないかなというので、最初、冒頭、小野ディレクターのいない中でお話をさせていただきました。もちろん、お母さん、泣いてはりましたね。うちの家内も目に涙を浮かべて、あそこまで追い込まれた状況だというのが、本当にかわいそうだなというのをその中で感じました。録音をするねと言ったときに、していいですかって言ったときに、はいって言ったときに、全て正直に話してくれるなと確信しました。聞いた後に、黙っておくからと。 ここで申し上げたほうが私はいいと思うので、あえて言いますが、やはり身の危険になるようなこともありましたと、ご家族がおっしゃっておられました。で、とにかくそのことは、ないというか、黙っておくので、私が記者の方にマイクを向けられるとそれの質問をされるのが一番嫌だったので、本当に避けるように逃げていたところもあるんですけれども、なんとか自分たちがそういう状況になったことの真実を知ってもらいたいなというのは、すごく伝わりましたので、そのご協力は最大限させてもらいますよということは申し上げさせてもらいました。ただやった事実は消えないので、それとこれとは別ですよ。最後に息子と握手のシーンまでは、もちろんそのときはありませんでしたが、最終的にはそういう状態に持っていくことが収束なのかなというふうに私は思っております。 中日新聞:今、宮川くんと宮川くんのご家族に掛けたい言葉がもしあれば教えていただきたいのですが。 奥野:一緒に頑張りましょうねと。 男性:よろしいでしょうか。