免許を取り立ての息子に車を貸したら、早速ぶつけて「へこみキズ」が…修理費がかかるのでそのまま走行しているのですが、問題ないのでしょうか?
運転をしていると、操作ミスで車体にひっかき傷やぶつけた跡などがついてしまうことがあります。 今回のケースでは初心者の息子が慣れない運転で傷をつけてしまったとのことですが、傷の大きさや深さによっては、修理費を惜しんでそのまま放置したいと思うかもしれません。 放置していいかどうかは傷の状況によります。問題ない場合もあれば、後々面倒なことになるケースもあるでしょう。 本記事では車の傷について知っておくといいポイントをご紹介します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
車の傷は放っておくと問題ある?
免許を取ったばかりのドライバーの場合、「今後もすったりぶつけたりして傷がつくかもしれない」と考え、修理をためらってしまうことがあるかもしれません。あるいは今回のケースのように修理費がネックになって直さないこともあるでしょう。 しかし放置しない方がいい傷やダメージもあります。
放置すると車検に通らない可能性がある
放置するとよくない傷としては、例えば、車検で引っかかってしまうようなものが挙げられます。具体的には以下のような傷があります。 ・へこみすぎてドアの開閉に支障がある ・バンパーが外れて落ちそうなダメージがある ・ボンネットがゆがんでまともに開閉できない ・ヘッドライトの明かりが正常でないほど破損している ・フェンダーがへこんでタイヤが露出している ・ウインカーが点灯しないほど壊れている ・窓ガラスも割れてしまっている 一口に破損といっても状況はそれぞれ異なるため一概にはいえませんが、安全な運転に支障をきたすようなダメージがあれば、放置すると車検に通らないおそれがあります。
放置すると車の劣化を招くおそれもある
車検の問題のみでなく、車の状態についても考慮する必要があります。典型的な例が「さび(さび)」です。 鉄製の部分に傷があると、防錆処理の塗装がはがれることで酸化によりさびが進行してしまうおそれがあります。さびを放置していると車体に穴が開いてしまうことも珍しくないようです。 一見、塗装欠損は見た目の問題のようですが、ボディが腐食してしまって穴が空けば、安全性や機能性においてトラブルが発生しないとも言い切れません。 走行に支障が出て事故にまで発展すれば、人身事故や物損事故による損害賠償につながる可能性もあります。 「大した傷ではない」と自己判断して放置するのではなく、少なくともさびを落としたりさびが発生しないようペイントしたりなどの対策が必要でしょう。 さび以外にも、走行関連パーツが集中する車体の下回りにダメージが出ている、タイヤ付近をぶつけてシャフトにゆがみが生じているなどの問題があるかもしれません。強くぶつけてしまったのであれば、一度点検に出す方が賢明です。
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