保護施設から譲渡センターへ 警戒心強めの保護犬と接し方3箇条を厳守したスタッフ また心を開いてくれてありがとう
散歩では「ワンコ目線の観察」をさせてあげる
散歩トレーニングも警戒心が強いコネリーのペースに合わせ、最初はゆっくり歩き始めるように努めました。まだ馴れない環境を前にコネリーにじっくり観察してもらうためです。 これを繰り返した結果、コネリーは次第に環境に馴れ、散歩中に地面を嗅ぎ始めるようになり、さらにはうれしそうに尻尾を振ってくれるようにもなりました。
警戒心の強いワンコには長期戦を意識すること
コネリーにとっての「ずっとのお家」はまだ見つかっていません。仮にぴったりの里親さんと出会えても、当初はおそらく警戒心を抱き、この譲渡センターに来たときと同じような態度になるかもしれません。 それでもコネリーのペースを最優先に接し続ければ、いつか環境に馴れ、そして本来の明るく元気な性格を見せてくれることでしょう。 スタッフは「『なかなか心を開いてくれない』『なかなか笑顔を見せてくれない』といったワンコには長期戦を意識すること」だとし、ワンコの警戒心が解けるまでは前述の3箇条を死守し、待ち続けることが大切だと教えてくれました。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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