「人類最長・122歳まで生きた女性の大好物は…」 老化予防の「ミラクルフード」6選を紹介!
渡り鳥やマグロのパワーの源
人類史上最長、122歳まで生きたフランス人女性のジャンヌ・カルマンさんはチョコが大好物だったことで知られ、2番目に長生きした田中カ子(ネ)さんや、3番目のアメリカ人女性サラ・ナウスさんも大のチョコ好きでした。一般社団法人「日本スーパーフード協会」も、10個の代表的なスーパーフードのうちの一つとしてカカオを挙げています。
次に紹介するミラクルフードはイミダゾールジペプチドです。聞き慣れない読者もいるでしょうが、これは動物の骨格筋や肝臓に含まれる成分で、優れた抗酸化作用があるとともに、極めて悪質な老化促進物質であるAGE(終末糖化産物)に対する力、強力な抗AGE作用も持っています。渡り鳥や回遊魚であるマグロが、空や海を縦横に動き回ることができるパワーの源になっている成分です。
牧草飼育と穀物飼育
このイミダゾールジペプチドを摂取した人とそうでない人とでは、疲労度に1.5~2倍の差が出るといった疲労回復効果や、摂取すると記憶テストの結果が良くなるといった報告がなされています。総じて肉類やマグロ、カツオ、サケといった魚に多く含まれていて、とりわけ鶏のむね肉には、イミダゾールジペプチドの中でも疲労を和らげる効果の高い種類であるカルノシンとアンセリンが豊富に含まれています。 三つ目はグラスフェッド(牧草飼育)食材です。牧草を餌とし、基本的に放牧で育てられた家畜から生まれる食材を指します。グラスフェッドの家畜は運動量が多く、引き締まった体となり、グラスフェッドの牛の肉やミルクなどには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が多く含まれています。 これに対して、グレインフェッド(穀物飼育)の家畜の肉は、脂肪分が多くなります。また、早く成長させるために肥育ホルモン注射が打たれたり、狭い畜舎での感染防止のために飼料に抗生物質が使われることもあります。 人類と同様に、家畜も「遠い祖先」と同じ“自然”な飼育法の方がストレスを感じずに育つことができ、家畜にとっても、そしてそれを頂く人間にとっても健康的なのは当然といえるでしょう。