一緒に成長していくことが重要!…「ひとり代理店」はセドリ等と違って息の長い経営ができる
リピートがあるから利益が増える
あるお客様が言っていました。「フリーペーパーに掲載したあとに反響はどうだったか連絡をくれるのは君だけだよ」。簡単で誰にでもできる1本の電話や1回のLINE・メールのコミュニケーションが、リピーター獲得のチャンスです。 新たな販促策に寄り添った提案を 必ず反響を聞く。それさえ行えば、「もっとこういうふうに載せたらよかったかな~」とか、「こっちのフリーペーパーにしたほうがよかったかな~」という次の仕事につながる話が出てきます。 それに耳を傾け、「では、次はフリーペーパーを変えて掲載してみましょう」「次はおっしゃられていた内容で掲載してみましょう」と、お客様が話した内容を活かした次なる一手への口添えをするのです。 それを繰り返すことで、信頼が勝ち取れ、リピーターとなってくれます。一緒に考えると言いましたが、次なる販売促進の戦略はお客様の頭の中にあり、それに寄り添う内容の販促を実施していけばいいのです。 例えば、フリーペーパーへの広告掲載で考えてみましょう。掲載料が5万円でそのうち利益が1万円だったとします。これを毎月継続すれば、売上げは年間60万円、利益は12万円になります。 これが5店舗あったとすると年間の利益は12万円×5店舗で60万円。リピーターがいるだけで、こんなにも経営が安定するのです。 フリーペーパーでの集客が成功していれば、最初は4分の1ページだった掲載枠を2分の1ページに拡大してくれるかもしれません。そうなればさらに売上げ・利益は大きくなります。 新しい企画を無理に考える必要はない むやみやたらに販促方法を提示する必要はありません。新しい販促の企画を提案しなければと焦り、たくさんの企画書を作成する必要もありません。 お客様との会話の中で、次はどんな方法で売上げをアップさせるかを共に出し合い、それを具現化していくのが「ひとり代理店」の役割です。お互いのアイディアを共有し、お客様の代わりに最適な販促を形にし、実践するのがあなたの役割です。 意見を伝えるだけでも仕事になる もちろん提案をしてはいけないわけではありません。消費者目線に立ち、気づいたことはどんどんお客様に伝えましょう。経営者や販促担当者は意見をもらえることがとても嬉しいのです。 例えば、「店舗の前を通ったとき、オープンしているか、していないかわかりにくいので営業時間の看板があったほうがいいですね」「中華料理ってメニュー名ではわからないものがあるので、写真を入れたメニュー表をつくりましょうか」など、一般消費者目線でいいのです。 プロの目線ではなく、消費者目線に立ったときに「こうであったらいいな」と思うことを伝えていきましょう。 小宮絵美 ひらり宣伝社代表
小宮 絵美