「寝ても疲れが取れない人」が勘違いしている「効率的な休み方」の驚くべきコツ
企業側が考えるべき「オフファースト」
――社員のウェルビーイングを向上するためには企業の対応も求められます。 厚生労働省がウェルビーイングを「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念」と表現していることからも、本来であれば企業も休養のマネジメントをすべきかもしれません。ただ、社員のオンタイムは管理できても、オフタイムにまで踏み込むことはできない。 だから、休養のリテラシーを高め、オフタイムの過ごし方を啓発して社員の行動変容を導くことが大切。「オフファースト」の考え方を浸透させることで社員の生活が豊かになれば、パフォーマンスが向上して企業の利益にもつながるのではないでしょうか。 取材・文/中川明紀 写真/神谷美寛
現代ビジネス編集部