「6人のバスケ部」まさかのピンチ…5人で高校“最後の冬”全国大会へ【バンキシャ!】
バンキシャ 「5人で頑張るしかないね?」 紺野 翔太選手 「はい」 全国大会を前に、かつてない窮地に立たされた、南陵高校バスケ部。 キャプテン 二宮 有志選手 「今までやってきたバスケが全部無しになるんで、ここから新しいチーム作り上げている感じ」 酒井 珀選手 「一番点取ってた人がいないから、それはもうみんなでそこの穴埋めるしかない」 アブバカくんはもう帰ってこない。それでも5人で勝ってみせる。 キャプテン 二宮 有志選手 「最後の大会で集大成なんで、最後はみんなで楽しんで終われたらな」 ◇◇◇ 月曜(23日)、南陵高校の5人は全国大会が開かれる東京に。 「東京来てから血圧やばい」 「来た瞬間から緊張してるんやろ?」 高校バスケの頂点を目指す全国大会、ウインターカップ2024。出場する60校の中で、選手が5人しかいないのは、南陵高校だけ。 対戦相手は部員50人を擁する県立長崎工業。黒のユニホームの南陵高校は控え選手が1人もいない、圧倒的に不利な状況。 それでも、チームワークで上回る5人は、素早いパス回しから次々と得点すると、試合終盤まで互角の戦いを見せる。 そして試合終了まで残り7分。このシュートで、南陵は2点差に詰め寄る。 しかし、5人に緊急事態が…。 高校生活最後の戦い、ウインターカップに、たった5人で挑む和歌山南陵高校バスケ部。 試合終盤、2点差まで詰め寄る。その直後だった。 相手のシュートを止めようとした紺野くんに、ファウルの笛。これが5つ目のファウルとなり、退場となってしまった。 交代選手のいない南陵は、4人で戦うしかない。退場した紺野くんもベンチから声をかけ続ける。しかし点差は広がっていく。体力は限界を迎えていた。 そして南陵、最後の攻撃。シュートがリングに吸い込まれると同時に、試合、終了──。 1回戦敗退。これが高校最後の試合となった。
バンキシャ 「どうだった?5人できつかった?」 キャプテン 二宮 有志選手 「しんどかったですね。でもやり切ったんで後悔はない。どのチームよりも一番楽しみましたよ、僕らが」 本当に南陵に来て良かった。この5人でプレーできて良かった。 *12月29日放送『真相報道バンキシャ!』より